【IWC】待望の自社ムーブメントを搭載した名作「ポルトギーゼ・クロノグラフ」

IWCのポルトギーゼ・クロノグラフがデザインを変えずに、自社ムーブメントに一新。 シースルーバックを採用し、精緻なメカニズムとコラムホイールの動きも見て楽しめる。

見た目は変えず、内容は一新

地中海と大西洋をつなぐ要衝リスボン港を擁し、ポルトガルは15世紀の大航海時代を牽引した。だが偉業は新航路の開拓だけではなかった。1930年代末、末裔であるふたりのポルトガル人時計商の依頼が時計の歴史に名作をもたらしたのだ。

マリン・クロノメーター同等の精度を求め、懐中時計のムーブメントを用いた結果、完成した時計は当時としてはとてつもなく大型だった。だがそれも妥協しない時計づくりの象徴だ。

IWCのポルトギーゼ・クロノグラフはその精神を受け継ぎ、デザインは変えずに、自社ムーブメントに一新した。

ムーブメントは、ブームやトレンドといった一過性のものではなく、人の価値感や社会を変える永続的な強さを意味する。その点でもIWCの英断は正しいといえるだろう。

自動巻き、径41mm。右:SSケース、¥795,000、左:18KRGケース、¥1,790,000(ともにIWC TEL:0120-05-1868)


Direction=島田 明 Text=柴田 充 Photograph=隈田一郎 Styling=久保コウヘイ