陣内智則がゴルフにどっぷりハマった理由、100を切った秘密


「ゴルフをしないと、人生、狭まってしまう」と多くの先輩たちは言う。なぜなんだ?その理由を解明すべく、編集部員は駆け回った。とにもかくにも、多くのゴルフラバーズに話を聞きまくり、「ゴルフって、すっげえ面白えんだ。そのうえ、為になるんだぜ」という、どハマり話と、「俺たちはこうやって人並みにラウンドできるようになったぞ」という、助言をいただいてきた。そして、改めて気づいた!早く、ゴルフを習得しなければと。

「どんなにヘタでもたまに出る「パシーン!」あれ、気持ちよすぎ。

ちょうど10年くらい前だったかなあ。元阪神タイガースの川藤幸三さんと番組でご一緒した時に、「オマエもやれ」と言われて「カタナ」というクラブをもらったんですよ。そんならと思って練習場に行ってみたんですけど、最初はまったく当たらへんし、全然おもんなくて。でも、たま〜にあるじゃないですか。何球かに1回、パシーンとめっちゃええ当たりすることが。あの感覚が忘れられなくて、「また行きたいなあ」と思うようになったんですよね。

今や、交友関係のほとんどはゴルフ仲間ですよ。芸人仲間でよくご一緒するのは、ウィキペディアの僕の欄にも書いてある「東野ゴルフクラブ」の皆さんで、メンバーは東野(幸治)さん、蛍原(徹)さん、博多華丸さん、桂三度さん、天津・木村あたり。まあ、全員が集まることはほとんどありませんけど(笑)。

実力はみんなだいたい同じくらいやから、面白いですよ。ほら、ゴルフって性格が出るじゃないですか。芸人やからそれぞれが個性で勝負しているけど、そう考えるとゴルフも芸風のまま。東野さんはいつも淡々と。淡々としすぎて打順を守らんと、だいたい先にグリーンにおるんです(笑)。蛍原さんはしっかりと頭の中で組み立てて、めちゃくちゃ堅実。華丸さんもあのまんま。誰とも争うことなく、おおらか〜な雰囲気のままゴルフをやりますね。

僕ですか?残り230ヤードでも、届くんやったらとスプーンで狙うタイプ。勝負どころは「行ったれ!」という感じですね。

僕、基本的にはずっと独学なんですよ。80台が出て「もっとうまくなりたい!」と習いに行ったら、また100切れなくなってしもたことがあって(笑)。どハマりしていた頃は調子が悪いとクラブのせいにして、たくさん買い替えました。本も雑誌も毎日のように読みまくったし、DVDもよう買いましたね。正直、あの頃はゴルフのことで頭がいっぱい。お笑いより? はい(笑)。

そういう時期を脱してリラックスできるようになったのは、ここ2〜3年かなあ。クラブにこだわらなくなって、スイングの癖も個性と思うようになって、ラウンド中に腹が立つこともなくなりました。もちろん、たまには「今日は帰りたいわ〜」と思うこともありますよ。でも、そういう自分もちゃんと受け入れられるようになった気がします。

ゴルフって、単なるスポーツじゃないなと思うんです。一緒にコースに出れば、その人が信用できるかどうかすぐにわかる。だから、僕自身、そう思われるゴルファーになりたいですよね。いつも素直で、怒らず、ニコニコとして誰とでも楽しむ。そんなゴルファー、カッコええやないですか。


100を切った秘密

2オンなんてムリやからアプローチ改善で勝負! グリーン周りで「ここは勝負」という自信をつけたかったので、アプローチを練習しました。イメージは50ヤード。自宅で布団に向かってコツンコツンとやっていたら、感覚をつかめるようになってきたんですよ。

Tomonori Jinnai
1974年兵庫県生まれ。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。同期はケンドーコバヤシ、たむらけんじ、中川家、藤井隆ら。「ゴルフにどハマりしていた頃」は年間50ラウンドをこなしたが、最近は仕事の合間を縫って年5~6回に落ち着いたそう。


Photograph=杉田裕一(POLYVALENT) Text=細江克弥