アマチュアが飛距離を伸ばすための5つのコツ【吉田洋一郎レッスンまとめ】

ゲーテWEBの人気連載である世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎による、最新ゴルフレッスンコラム。今回は、月1ゴルファーでも飛距離を伸ばす方法をまとめて紹介する。      


1.小柄なメジャー王者に学ぶ! アマチュアでも平均飛距離15Y伸ばすコツ



昨年の全英オープンで、イタリア人として初めて優勝を遂げたフランチェスコ・モリナリ。身長172cmとプロの中では小柄な体格ながらメジャーで上位に食い込めたのは飛距離が伸びたことが大きい。2015年は286.7ヤードだった飛距離が2018年には301ヤードに伸びている。今年37歳を迎えるモリナリが30代半ばで平均飛距離を15ヤードも伸ばしたのはなぜだろうか。

ツアーの練習場でモリナリをチェックしていると、時おり独特の素振りをしている場面に遭遇する。テークバックでヒールアップを行い、その後力をため込むようにゆっくりと左ひざを曲げてグーッと沈み込む。この時はまだクラブを振り下ろしていない。

その後少し反動を付けるようにして、沈み込みで曲がった左ひざを勢い良く伸ばす。この伸ばす動作と同時にクラブを振り下ろしてくるのだ。下半身は「上下への伸縮」、上半身は「右から左への回転」と、一見すると関係のない動きに見える。しかしこの2つの動きは連動しており、それがモリナリのスイングのエネルギー源になっているのだ。

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2.アマチュアは5割しか使えてない! 「力む」と「力を出す」の違いを覚える

プロへのティーチングとアマチュアへのティーチング。パフォーマンスを最大化させるというのは同じだが、決定的に違うポイントがある。前者は限界値を引き延ばすための視点が入るが、アマチュアは限界値まで力が使えていないため、力を出し切れるようなレッスンを行うという点だ。コップに水を入れる際、プロはもうほぼ満タンなのでコップ自体を大きくしなければならないが、アマチュアはコップがまだまだ満たされていないので、そこに水を足していく作業になる。これといった指標がないので一概に言い切れないが、イメージとしては5割から6割程度しか力を使えていない。これは年齢を重ねているからとか、性別がどうとかいう話ではない。  

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3.「外力」を使え! 筋力や柔軟性が落ちても飛距離を伸ばす方法

誰でも例外なく、加齢によって筋力が衰える。そして比例するように飛距離も落ちる。しかし飛距離を取り戻すためには必ずしも筋力が必要ではない。なぜなら筋力が生み出す力は、スイングが作り出す力の一部にしかすぎないからだ。

スイングで作り出される力は「内力(ないりょく)」と「外力(がいりょく)」に分けられる。内力とは自分自身が作り出す力で、筋力が生み出す力はこちらに分類される。一方の外力は、遠心力や反力(反動の力)など、外的要因によってもたらされる力だ。

つまり「内力」が落ちてきてしまっても、「外力」に伸びる余地があれば飛距離を取り戻すことができるし、場合によっては内力一辺倒で飛距離を補っていたころよりも、ヘッドスピードを上げられる可能性だってある。

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4.左足の踏み込むタイミングが重要! トッププロが使う"地面反力"のコツ

この連載でも何度か紹介している“地面反力”。地面を踏み込んだ際に生まれる反動の力の事で、欧米のトッププロはこの力を体の回転に変え飛距離を出している。

回転を速くすると言えば、軸を意識して自らの筋力で早く回るか右から左に体重移動をするというのが一般的だ。だからスイング中に下半身を踏み込み、反動の力を生み出すというイメージは非常に想像しにくいようだ。

地面反力を生かしたスイングでは、切り返しで左かかと部分をグッと踏み込む。そうすることで左ひざをはじめとした左サイドが伸びる。その伸びた左サイドに手元が引っ張られる形で、クラブが高速に下りてくるという仕組みだ。

地面反力というのが聞きなれない言葉で、かつプロが使っている技術ということで難解なイメージを持たれやすい。しかしこの力は、日々我々が無意識に使っているものだ。例えば歩くとき。一歩踏み出した状態では、前足のひざは曲がっている。その後、地面を踏み込むとひざが伸びて、その勢いで後ろ足を前に出すことができる。踏み込んだ前足が地面からの反力を受けて伸び上がり、後ろ足に作用する。この一連の流れはスイングで使われる地面反力を生み出す動きと同じだ。

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5.足裏がポイント! アマチュアでもわかる、下半身から動き出す"運動連鎖"のコツ

「運動連鎖」という言葉を知っているだろうか。運動の際に行われる関節運動を行うことで、隣接する関節が連動して動くことを指す。例えばボールの投球動作。遠くに投げるためには下半身を使わずに腕だけを振るより、左足を大きく踏み出したほうが遠くに投げられる。これは足を踏み出すことで多くの関節を連動させて力を腕に伝えているからだ。

腕だけを動かす前者の投げ方は、連動して動く場所が肩から指先までの範囲内に限られるが、後者のように全身を連動させることで勢いがつき、反動や遠心力といった腕以外の力を利用することができる。これはバスケットボールのシュート然り、サッカーのキック然り、多くのスポーツに共通する動きだ。いくつもの部位が動く順番と、そのタイミングが出力するエネルギーの大きさを決めるのだ。このように運動連鎖は、より大きな力を生み出すための前提となる動きといっても過言ではない。

理屈を語れば運動連鎖を重視するのは当然のことのように聞こえるが、ゴルファーは連鎖する順番やタイミングより、形を重要視しがちだ。連続写真を参考にする際も特定の部位だけを抜き出して形を模倣しようとするし、鏡やビデオでフォームをチェックする際には、動きを止めて確認しがちだ。

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