『ELL DECOR』副編集長が選ぶ"愛せるデザイン"のソファと椅子3選

多くの家具に触れてきた人気インテリア・建築雑誌の編集者に聞いた、本当に価値のあるソファとは? そのセンスを自宅に取り入れたい。


フレキシブルな使い方と快適な座り心地

「家に人を招く風潮が高まっているせいか、ここ数年、モジュラーソファに注目が集まっています」と、インテリア雑誌『ELL DECOR』副編集長の望月貴史さん。

「ステラワークスの『インフィニティ』は、シートの向きを途中で変えて並べることで、両サイドから座れる。人の気配を感じつつ、個々のスペースを確保でき、人が集まることの多い家では使い勝手がよさそうです」

Stellar works 「インフィニティ オプション3」 自由自在に組み合わせて理想空間が手に入る。デザインを手がけたのは新進気鋭の2人組ユニット、スペース・コペンハーゲン。W3630 × D2760mm 写真のセットは ¥1,100,000~ (ステラワークスジャパン TEL:03-6455-5593)

今年のミラノ・デザインウィークで発表されたモルテーニの「サーフ」も、背もたれが低めで、かなり厚みがあり、部分的に省かれている。これも、背もたれに腰かけたり、背面から座ったりということをイメージしてのことだとか。

「そんなフレキシブルな使い方ができるうえに、快適な座り心地を最新のテクノロジーで実現しています。ほどよいボリューム感とすっきりとした見え方、柔らかな曲線を用いながらもフォルムは端正など、相反しそうな要素のバランスも絶妙です」

Molteni & C 「サーフ」 デザイの細部につくり手のホスピタリティが宿ったソファ。キャンバスにウール、リネンなど、約500種類のファブリックに加え、レザーも約100種類用意。W350 × D1150/1200 × H700 × SH400mm  ¥1,382,000(モルテーニ東京 TEL:03-3400-3322)

機能性はもちろん"愛せるデザイン"を求める望月さんの現在の憧れは、フレンズ&ファウンダーズの「ラバイブチェア」。

「どこか親しみやすく、現代の北欧のモノづくりを感じるところにも惹かれます。もっとも、見れば見るほど『あれもいい、これも素敵』と迷ってしまいなかなか絞れなくて。実際に購入するのは際になるそうです(笑)」

Friends & Founders「ラバイブチェア」 親しみやすい意匠。座り心地を意識したフォルムに華奢な足を組み合わせた、遊び心のあるデザインが印象的。W590×D550×H810×SH460 ¥199,000(アクタス TEL:03・5269・3207)


Takefumi Mochizuki
望月貴史。1973年生まれ。食のトレンドを発信するフードマガジン『エル・グルメ』にて、2014年より副編集長を務め、’18年からインテリア誌『エル・デコ』の現職も兼任。’18年よりミラノ・デザインウィークを取材。


Text=村上早苗


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