【ゴルフ】前園真聖の飛距離が伸びた秘密はフィッティングにあった!

「自分にフィッティングはまだ早い……」なんて思いこみは、とっとと捨てるべし! 安定した100切りの近道は、 自分に合うクラブに出合うことにもあるのだ。


"クラブに合わせる"から"合うクラブを選ぶ"へ

5年ほど前に初めてクラブを握って以来、月1回程度のラウンドを楽しんでいるという元プロサッカー選手の前園真聖さん。

「いい時はスコア100を切るけど、悪いとすぐ110前後という感じ。ベストが87とはいえ、それはあくまでベスト(笑)。クラブに関しては、まだ自分の実力では選べる立場ではないと思っているので、人にすすめられるがまま……」

どこまでも謙虚な前園さんだが、最近悩んでいることがある。

「振ればそこそこ飛ぶけれど、左右に散るの​​が怖くて……。OBが1度でも出ると、途端にテンションも下がっちゃうし(苦笑)。だからいつも、ドライバーは置きにいく感覚で、7〜8割の力で振っています。でも先日、知人に”自分に合ったクラブにすれば、そんな悩みはすぐ解決するよ”と言われて。だから、今日は楽しみです」

前園さんの正真正銘、初めてのフィッティングを担当してくれたのは、ダンロップ認定クラブドクターの石井 高(たかし)さん。

「ゴルフはプレーヤーが道具を選べる有利性があるスポーツ。クラブに自分を合
わせるなんて、もったいない! ちなみに、フィッティングに見栄は禁物(笑)。曲がっても全然いいので、目一杯振ってください。あるがままの自分のスイングをさらけだしていただかないと、ぴったりのクラブが選べませんからね」

ドライバーの鍵を握るのは重さだった!

簡単なヒアリング後、早速ブースで、ドライバーを数球打ってもらうと……。石井さんもうなるヘッドスピード、実に48m/s! しかし弾道は高さも飛距離も方向性もバラバラなことが発覚。それはつまり、用意された標準的な試打クラブでは、前園さんには軽すぎ、さらにシャフトが柔らかすぎ、ということが原因だった!

「これはアスリート特有でもあるのですが、前園さんはコックの切り返しが早いですし、ヘッドスピードもプロレベル。これでは、市販のクラブで対応できないのも当たり前です(苦笑)。総重量を重くして、シャフトの調子も手元は柔らかく、真ん中が少し硬いものにしてみましょう」(石井さん)

その後、数タイプの試打を繰り返し、最良の1本を手にした前園さん。

「いや〜、重さはもちろん、腕に伝わる感覚も全然違いますね(笑)。重量や硬さが変わるだけで、こんなにも打球に違いが出るなんて、自分が一番驚いています!」

あとは、ドライバーからアイアンまでの重量の流れがスムーズになるよう、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンのスペックを決める。その理由は……。

「ゴルフはパターを含め14本のクラブを使う。ドライバーだけが完璧でも意味がない。フィッティングでは、パターを除く13本の重さのコンディショニングもチェックしていきます」(石井さん)

約1時間ですべてのフィッティングを終え、ご満悦の前園さん。

「もっと早くに来るべきでした。自分に適したクラブに出合うことがいかに大事なことなのか、わかった気がします。早くコースで思いっきり振りたいですね」

ヘッド&シャフトを調整すると、一気に弾道が安定した!

右が標準的なクラブスペックで打った際の弾道だ。高さや飛距離にバラつきがあるのがわかる。一方の左は適したスペックで打った際の弾道だ。データを見れば一目瞭然。その差は歴然だ!

思いっきり振れる最適クラブをGET!

Dr : ゼクシオ テン(クラフトモデル)
ロフト/9.5度、シャフト/ミヤザキ カウラ ミズ、硬さ/7X
Fw : ゼクシオ テン
#3、#5  シャフト/ミヤザキ カウラ ミズ、硬さ/7X
Hb : スリクソン Z H65
#3、#4  シャフト/モーダス105、硬さ/S
I: スリクソン Z565
♯5~9、P  シャフト/モーダス120、硬さ/S
Wedge : クリーブランド RTX-3
ブレード(ツアーサテン) 52度、58度
Putter : クリーブランド 
TFi 2135 SATIN CERO

MASAKIYO MAEZONO
1973年鹿児島県生まれ。高校サッカーの名門、鹿児島実業を経てJリーグ入り。横浜フリューゲルス、ヴェルディ川崎ほか、日本代表としても活躍。現在はサッカー解説ほか、バラエティ番組でも活躍中。

今回訪れたのは、
ダンロップクラブハウス赤坂店
ゼクシオ、スリクソンなど人気クラブを抱えるダンロップの直営店。フィッティ
ングでは独自の最新計測器「デジタルインパクトワールド」で弾道を解析。ひとりひとりに合ったクラブ選びをサポートしてくれる。 ※事前予約制

住所:東京都港区赤坂1-1-12溜池明産ビル1F
TEL:03・3586・3967
休み:日曜・祝日
営業時間:10:00~19:00


Text/一寸木芳枝 Photograph/鈴木規仁

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