ゲーテが選ぶ定番 Part2 ビジネスパーソンが持つべき流行に左右されないアイテム

「人は〝変わらざる中心〞がなければ、変化に耐えられない」。これはアメリカの伝説的な経営コンサルタント、スティーブン・R.コヴィーの言。激動の現代に響く名言はファッションにも当てはまる。流行は追うほどに翻弄され、ハズしやミックスなどのテクニックもそれだけでは成り立たない。そこには変わらざる中心=定番が不可欠なのだ。どんなに時代が変わっても洒落者が装いの芯に据える、そんな定番の価値を再検証する。 


ヘルノの高機能コート

透湿防水素材ゴアテックス®を用いる「ラミナー」は、ヘルノの高い技術を駆使した機能的な定番コレクション。新作コートは軽量性に優れるゴアテックス®パックライト®素材を使用。チェスター風デザインで雨が多いこれからの季節に大活躍する。最新の機能性コートでビジネスシーンを快適に過ごしたい。

コート¥98,000(ヘルノ/ヘルノ・ジャパンTEL:03・6427・3424) スーツ¥345,000、シャツ¥45,000、タイ参考商品(すべてイザイア/イザイア ナポリ 東京ミッドタウンTEL:03・6447・0624)


ルイ・ヴィトンのスーツ

ルイ・ヴィトンがラインナップするスーツ&ジャケットは、ふたつの定番シルエットに大別される。クラシックな「ガストンフィット」、そしてモードを体現するこの「ポンヌフフィット」だ。ドロップ10という細身のボディをベースに、ピークドラペルやシャープなラインのパンツを採用。無駄がなくすっきりとした、若々しい佇まいを演出する。しなやかなシルク混紡のサマーウールを用いた1着は、上品な光沢感がモードテイストだ。モードが薫る洗練のシルエットが新時代のジェントルマンを体現してくれる。

スーツ¥396,000、シャツ¥64,000、タイ¥23,000(すべてルイ・ヴィトン/ルイ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120・00・1854)


リングヂャケットのスーツ

1954年創業のリングヂャケットは、日本屈指のクロージングブランド。特に「モデル184」は、現存するなかで最も長い歴史を持つスタンダードなオリジナルスーツである。適度に身体へ沿うシルエットをベースに、ラペル幅やV ゾーンの深さも時代に流されない普遍的な美しさを湛える。通年着られるイタリー製生地を用いた1 着は、変わらない美しさが熟成された、まさに生涯のワードローブだ。

スーツ¥130,000、タイ¥18,000(ともにリングヂャケット)、シャツ¥36,000(リングヂャケット ナポリ)、チーフ¥9,000(ドレイクス/すべてリングヂャケットマイスター 青山店TEL:03・6418・7855)


ポロ ラルフ ローレンのシアサッカースーツ

ポロシャツやネイビーブレザーなど、ポロ ラルフ ローレンは数々の定番アイテムを世に送りだしてきた。そのひとつがアメリカントラッドの象徴でもある、コットンシアサッカーのスーツである。3 つボタン段返りの前合わせをはじめ、胸のパッチポケットやウエストのパッチ&フラップポケットなどオーセンティックなデザインを踏襲しつつ、肩パッド不使用のアンコン仕立てを採用し、軽やかな現代的着心地が味わえる。 まさにトラディショナルとモダンが響き合うアメリカントラッドの新境地だ。

ジャケット¥55,000、パンツ¥26,000、シシャツ¥15,000、タイ¥12,000(すべてポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレンTEL:0120・3274・20)


エトロのペイズリータイ

ペイズリータイは定番に数えられるネクタイのひとつ。そんなペイズリーをブランドアイコンとするエトロは、ペイズリータイが大充実している。なかでも上質なシルクにプリントしたものは、発色が非常に美しく、軽やかな雰囲気があるので締めやすい。 また、鮮やかなペイズリーでスーツをリフレッシュできる。これからの季節らしい差し色にもなるので、ぜひトライしたい。

右からネイビー¥23,000、ブルー¥23,000、レッド¥29,000(すべてエトロ/エトロ ジャパンTEL:03・3406・2655)


ダンヒルのカフリンクス

英国を代表するラグジュアリーブランドのダンヒルは、英国の象徴であるブルドッグがアイコンマスコット。そんなブルドッグをあしらった、人気の定番アクセサリーがカフリンクスである。スケッチで描かれたようなタッチのモデルは、アーティスティックで愛らしく、英国紳士ばりのユーモアとアクセントを紳士の腕元に添えてくれるはずだ。

カフリンクス¥36,000、シャツ¥31,000(ともにダンヒルTEL:03・4335・1755)


フルラのブリーフケース

フルラのバッグのなかでも、安定した人気を誇る定番コレクション「ジョヴェ」。柔軟かつコシのあるダブルフェイスのシボ革を用いた贅沢な作りであり、上品なアクセントになる美しいブルーのコバも特徴だ。ブリーフケースはハンドルを肩がけへ簡単に調整でき、書類を分けられるコンパートメントの仕切りがポケットになっているなど、機能性も申し分ない。これこそ現代が求めるデザインと機能性を兼ね備えた逸品だ。

H28×W37×D10cm。¥85,000(フルラ/フルラ ジャパンTEL:0120・951・673)


エルメネジルド ゼニアのボストンバッグ

世界屈指のファブリックブランドでもあるエルメネジルド ゼニア。その高い技術力を象徴する定番コレクションが「ペッレ テスータ」だ。幅2.2mmに裁断したナッパレザーを特殊な織り機で織り上げた特許技術の素材であり、柔軟性と軽量性、美しい高級感を併せ持つ。独創的な美しさと軽やかさが新時代のエレガンスを体現。小ぶりのボストンバッグは週末や小旅行、短期出張に最適である。

H39×W45×D20cm。¥495,000(エルメネジルド ゼニア/ゼニア カスタマーサービスTEL:03・5114・5300)


Direction=島田 明 Text=竹石安宏(シティライツ) Photograph=前田 晃(人物)、隈田一郎(静物) Styling=久保コウヘイ Hair & Make-up=MASAYUKI(The VOICE)