【ロロ・ピアーナ】ドキュメンタリー映画の巨匠が撮った世界最高のカシミアが生まれる物語

原材料から生地、そして製品にいたるまで、一貫して最高峰を追求するロロ・ピアーナ。そのモノ作りに不可欠な最高品質の カシミアを育む、理想的かつ持続可能なシステム「ロロ・ピアーナ・メソッド」を、映画監督リュック・ジャケが映像に収めた。そのカシミアの驚くほど柔軟でなめらかな肌触りは、私たちが護り続けるべきものの尊さを諭してくれる。


すべてを良好に保つ理想の持続可能性

この世で最高のテキスタイルを作る。そんなロロ・ピアーナの理念は1924年の創業以来、微塵もブレていない。だが、世の中は変わった。温暖化や資源枯渇、環境破壊など地球規模の問題が噴出し、多方面で「サステイナビリティ(持続可能性)」が求められている。ロロ・ピアーナが取り組む「ロロ・ピアーナ・メソッド」は、そうした持続可能性と最高のモノ作りは相反しないことを示しているのだ。

土に還るカシミアは本来、環境に優しい天然素材ロロ・ピアーナがカシミアを調達している内モンゴルの牧場は、限られた頭数を広大な生育地で放牧、自然環境への負荷を軽減する。

2009年に導入されたロロ・ピアーナ・メソッドは、内モンゴル地区のカシミアの品質及び生産性を向上させるべく、ロロ・ピアーナが中国の吉林農業大学、内モンゴル科学アカデミー、イタリアのカメリーノ大学、イタリア経済振興省・新技術エネルギー環境局と共同開発した近代的畜産システム。同メソッドによって山羊1頭あたりの採取量はそのままに、従来より繊維が細く高品質でなおかつ均質なカシミア原毛の生産に成功。

結果、牧場は飼育頭数を減らしても高い生産性を維持でき、生産者のQOL(生活の質)の向上と生育環境への負荷の軽減、そしてロロ・ピアーナが誇るカシミア製品の品質向上をも達成したのだ。それは製品を手にする顧客まで含めた、カシミアに関わるすべての人々と環境をつなげて良好に保つ、今求められるサステイナビリティの手本と言っても過言ではないだろう。

同メソッドは現在、内モンゴル全域に普及。ロロ・ピアーナはその最高峰のカシミアを育む、理想的かつ持続可能な環境を世界に伝えるべく、アカデミー賞受賞経験もある映画監督リュック・ジャケ氏にドキュメンタリー映像の制作を依頼。カシミアを含む3つの素材に焦点を当て、約3年を費やして制作される3部作となる。その美しい映像には、最高峰のモノ作りの未来、そして私たちと地球の本来あるべき関係が垣間見えるはずだ。



そしてその第一部「Cashmere - The Origin of a Secret」がついに完成。10月18日にはMIFA 1862にてプレミアム上映される。10月19日以降はロロ・ピアーナの公式サイトにて視聴可能だ。

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LUC JACQUET
カシミアを含むロロ・ピアーナの素材が生まれる背景を捉えた、ドキュメンタリーを制作中のリュック・ジャケ監督。生物学者でもあり、映画『皇帝ペンギン』でアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した大家だ。


Direction=島田 明 Text=竹石安宏(シティライツ) Photograph=Giulio Di Sturco