【プライベートジェット】購入価格は? 維持費は? 手配の仕方は? 専門家に一問一答!

オーナーになるために最低限知っておきたい基礎知識。プライベートジェットのプロ、双日の櫻井洋平氏に聞いた。


Q. 空飛ぶ高級ホテルとも言われるその購入価格は?

A. 機体の種類や内装デザインによって異なるが約5億円~
機体の種類や、内装などによって異なるが、小型機で約5億円~。日本で人気の大型機「ボンバルディア・グローバル6000」などは20億~60億円(中古機を含む)。「ボーイング737」などになると100億円になることも。米国では、20億~30億円の中型機「ボンバルディア・チャレンジャー」が人気だそう。


Q. 保有の仕方もいろいろあるってホント?

A. 使用頻度などに応じてベストな方法を!
企業や個人で機体を購入・保有するフルオーナーシップ以外に、クルマのような3年、5年のリース契約も。使用頻度が低ければ、レンタカーのように必要に応じて利用するチャーターサービスを。月に1~2回など、ある程度使用するなら、ブロックチャーター(年間最低利用契約)も可能。


Q. 思い切って購入したい!どこに相談すればいい?

A. 購入前はプロに相談するのがベター
購入する際に重要なのは、自分にはどんな使い方がベストなのかを綿密に検討すること。そのためには、まずプライベートジェットのプロによるコンサルテーションを。「自分へのメリットを体感するために、購入前にまずチャーターで試してみることもお薦めします」(櫻井氏、以下同)


Q. プライベートジェットの利用でどれだけ時間短縮に?

A. 民間便と比較して1~3日程度短縮可能
「1週間で複数都市を回る旅程の場合、民間便と比較して1~3日間程度短縮することが可能です」。乗り継ぎもなく、民間便が就航していない都市に直接移動。空港でも搭乗を待つ時間もほとんどなく、到着後もすぐに空港外へ。


Q. 気になる維持費はいくら?

A. 年間で1億~3億円が必要!
オーナーの場合、運航乗務員、訓練費用、定期・不定期整備費用、格納庫賃料や航空機保険代、航空機の各種データベース購読料や運航管理費など、年間で1億~3億円程度の固定費が必要。そのため、利用しない期間は、第三者にチャーターとして貸しだすことで、収入を得るオーナーも多い。


Q. 実際にフライトを手配するその手順は?

A. 電話1本で運航管理会社におまかせ
プライベートジェットの管理は、機体の整備、乗務員の採用・訓練、各種許認可取得など、高度な専門知識と国際運航経験が必要なため、双日を通じて「Phenix Jet」のようなプロの運航管理会社に委託することが一般的。渡航先・日程・旅客数などを連絡すれば、管理会社がすべて手配をしてくれる。

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Q. プライベートジェットの利用は何日前までに予約が必要?

A. 最短の手配は渡航の3日前の連絡でOK
申請に必要な期間は渡航先によって異なるが、最短で渡航3日前で手配が可能。オーナー自身の便であれば、当日可能な場合もあるそうだ。「弊社グループの運航管理会社『Phenix Jet』では、乗務員から発着枠の調整などの手配を一貫して担うので、スムーズにご利用いただけます」


Q. 1回のフライトにかかる費用はいくら?

A. 距離ではなく飛行時間によって変わる
燃料代・空港発着料・機内食代・乗務員滞在費等の運航経費は、オーナーの場合、飛行1時間あたり約40万~60万円。チャーターの場合は、機種や渡航日程により飛行1時間あたり約140万~210万円。10名前後が搭乗可能な機体での往復費用は、概算でハワイ2000万円~、ヨーロッパ3500万円~に。


Q. 国内外、どの空港でも利用できる?

A. 民間便が通常就航していない空港も利用可能
世界中多くの空港が利用可能。一番のメリットは、大空港だけではなく民間便が通常就航していない空港も自由に利用できること。乗り継ぎせずに、目的地に一番近い空港へ直接降りることができる。ただし、事前にその機体が離着陸可能か、各空港の滑走路の長さや規制等のチェックは必要。


Q. 実際にはどんな使い方をしている人が多い?

A. 直行便や定期便のないルートやアイランドホッピングに
「直行便が飛んでいない場所や定期便のないルートを周遊する方が多いです」。例えば『上海→深圳→ハノイ』、『国内地方空港→ソウル→モスクワ』など、定期便が飛んでいても、通常では不可能なルートも可能。また最初の区間はA氏と商談、次の区間はB氏とプライベートでと使い方は自由自在。

Text=ゲーテ編集部 Illustration=オガワナホ


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