“年齢フリー”で生きるための指南書『還暦からの底力 歴史・人・旅に学ぶ生き方』

ヴィエリス代表取締役であり、大の読書家である佐伯真唯子が選書。ビジネスパーソンに薦めたい本とは。

還暦なんてナンセンス!

人生100年時代、皆さんは何歳まで働きたいと考えていますか? 60歳、それとも65歳?

しかし、還暦でライフネット生命保険を開業し、今も72歳にして立命館アジア太平洋大学の学長として、現役バリバリで働く著者の出口治明さんは「何歳まで働くのかを考えても意味はない」と言います。

本書では、齢を重ねても生き生きと暮らし、より力を発揮するためには、自分の価値観や人生観に囚われずフラットに物事を見ること、そして健康寿命を延ばすことが重要だと述べられています。

この本を読み、私はすぐさま70歳を超えた両親のことを思いだしました。

引退後も仕事や地域の手伝いで精力的に働き、英語講座に通い留学するとまで言いだす彼らに対して、娘の私は「無理しなくてもいいのに……」と勝手に心配をしていました。

でも出口さん曰く、そういうのがまさに余計なお世話。「健康寿命を延ばすのに最もいい方法は、働くこと」なのだそうです。

それに私自身、年齢を隠れ蓑みのにして自分にブレーキをかけていた部分もあったと気づきました。

一度きりの人生、自分がやると決めたことをやり切る勇気を、改めてもらったのでした。

『還暦からの底力 歴史・人・旅に学ぶ生き方』
出口治明 著
講談社現代新書 ¥860

佐伯真唯子
佐伯真唯子
ヴィエリス代表取締役。全身脱毛サロン「メンズキレイモ」等を70店舗以上展開。1600人の従業員とともに、SDGsの実現にも積極的に取り組む。移動時間はすべて読書に費やす読書家。
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