豊潤な味わいを楽しむ、優しいワイナリーステイ「トラヴィーニュ」【ゲーテ旅特集2020】

その土地ならではの美味との出合いは、旅をする理由にも、目的にもなる。至福のひと皿が待つオーベルジュを厳選。

窓から広がるぶどう畑の深緑

日本海に面した角田山(かくだやま)の麓(ふもと)、角田浜にあるワイナリー「カーブドッチ」。海に近いゆえの砂のような土壌から生まれるワインは、独特の優しい味わいが特徴だ。この潮風を感じるワイナリーに、昨年11月、新しい宿泊棟が誕生した。

コロニアルな雰囲気の「トラヴィーニュ」には、それぞれ内装が異なる部屋が10室。いずれの部屋からも畑と角田山を望む。

客室は「もぐら」「あなぐま」「むささび」など、カーブドッチの人気ワイン、どうぶつシリーズの名前がつけられている。

そして、ここでの滞在の一番の楽しみである食事は、ワインの貯蔵庫につながるレストラン棟でいただく。

東京・西麻布の名フレンチ「ル・ブルギニオン」出身の佐藤 龍シェフによるディナーは全10皿。シェフがカーブドッチのワインと、この地に惚れこんで作るメニューは、すべて新潟の風土を最大限に活かしたものばかり。当然、ワインとのマリアージュも絶妙だ。

ディナーは、屋外の芝生でいただくアペリティフからスタート。その後レストランに移動して始まる。メインで供される猪肉をはじめ、食材はほとんどが新潟でとれたもの。ワインペアリング(¥4,000)も用意する。

トラヴィーニュは単に大自然に囲まれたホテルでもなく、ただ食事を楽しむオーベルジュでもない。目の前に広がるブドウ畑を歩き、醸造所でワイン造りの現場に触れ、レストランにてここでしか味わえないワインと料理を楽しむ。ワイナリーには天然温泉やスパもある。

そう、ここは日本で唯一といえるワインリゾートなのだ。

ワイナリーというと内陸にあるのが普通だが、ここは海岸から約1kmの場所。ブドウ畑を歩くとわかるが、地面は砂地のような感じだ。

Travigne
住所:新潟県新潟市西蒲区角田浜1661
TEL:0256-77-5460
客室数:10室 
料金:ひとり¥35,000~(2名1室利用時、夕朝食つき、税サ別)
施設:ラウンジ・バー、ペントハウスほか 〈カーブドッチ〉レストラン、ワインショップ、温泉、スパほか
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Text=ゲーテ編集部