とってもモテるジャパニーズカルチャーを知る【英語力ゼロの私が、ロンドンに移住したら③】

35歳英語力ゼロなのに、会社を辞めて渡英した元編集者。「その英語力でよく来たね(笑)」と日本人含め各国人からお叱りを受けつつ、覚えたフレーズの数々。下手でもいいじゃない、やろうと決めたんだもの。「人のEnglishを笑うな」第3回!

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Queue/行列、ってなんていう?

イギリスはほとんどの美術館で、常設展を無料でみることができます。常設展なのでいつでも見られる展示ですが、やはり土・日・祝日は混み合い、入場には長蛇の列ができることも。そんな時に、後ろに並んでいたおじさんに、(多分)「今日は混んでるな」と話しかけられました。

私も「すごく長い列ですね」と言いたくて「It’s a long line」と返すと、なぜかそこで会話が終わってしまいました。英語が通じていない時、なんとなく会話がフェードアウトしていくことは、英語力ゼロにとっては常に起こることです。が、やはりその都度少し、シュンとします。

行列=Queue

とイギリスでは主に使うようです。Lineはアメリカ英語ですが通じないこともないようなので、おじさんに通じなかったのはもしかしたら発音の問題だったかもしれません。

ちなみにqueueは動詞としても使え

Are you queuing? (並んでいますか?) 

というようにも言え、これも便利な単語です。


ロンドンでQueueができる、日本のカルチャー① 「カメラを止めるな!」UKを席巻

昨年から、細田守監督の映画「未来のミライ」、ヴェネチアを制した「万引き家族」などロンドンで日本映画が多く公開されています。さらに年明けから3月にかけてはあの「カメラを止めるな!」も公開。ロンドンの映画マニアが長蛇の列をなしてチケットを求めていた光景は、日本の映画ファンとしては胸が熱くなるものがありました。

ちなみに長蛇の列のなかにいたのは9割イギリス人。ひとりのイギリス人男性に「これはKOREEDA作品か」と聞かれて、「違う、全然違う」と言ったつもりでしたが、これも通じなかったのか、その男性がQueueに加わってしまいました。少し罪の意識を感じましたが、きっと楽しんでいただけたのではないかと思っています。


ロンドンでQueueができる、日本のカルチャー② 水玉の女王・草間彌生

さらに昨年は草間彌生氏の新作ペイントを含む大規模な展示が画廊victroia miroで3ヵ月にわたり開催されました。展示を見るには完全予約制のシステムでしたが、全日予約で埋まり、草間ブームは白熱したまま会期を終えました。

Installation view, THE MOVING MOMENT WHEN I WENT TO THE UNIVERSECourtesy Ota Fine Arts, Tokyo/Singapore/Shanghai and Victoria Miro, London/Venice. © YAYOI KUSAMA


ロンドンでQueueができる、日本のカルチャー③ 新進気鋭のシューズブランド TAKAFUMI ARAI

一方、若手クリエイターの集まる街、ショーディッチエリアでは、日本のシューズブランドTAKAFUMI ARAIの展示が好評のうちに終了。スペインでの展示を好評にて終えたのち、ロンドンへの巡回展示。ひとつとして同じデザインはない、オールハンドメイドのきめ細かい作風で、莫大な時間と情熱が込められた靴たち。世界でひとつだけの靴だからこそ、唯一無二を求めるロンドンのファッショニスタたちが殺到しました。

次回はQueueができる、「日本語大好き英国生まれのファッションブランド」を紹介いたします。

④に続く
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MOMOKO YASUI
ロンドン在住編集・ライター。1983年生まれ。男性ライフスタイル誌、美術誌、映画誌で計13年の編集職を経て2018年渡英。英語のプレスリリースを読むのに膨大な時間がかかって現在仕事が非効率。