失われる技術を復活! インテリアに最適なニキシー管の置き時計【YATAGALLAS】

ガラス製の筒に収められ、電球のようなオレンジ色の軟らかい光で0から9までの数字を表示するニキシー管。YATAGALLASのアナログを極めたデジタルクロックは、部屋をほのかに灯すインテリアだ。


ほのかな時間

ランプの灯はたとえ乏しくとも温もりが伝わってくる。明るさではLEDにかなわないが、心の内まで照らしだされるようだ。新美南吉の『おじいさんのランプ』はそんな童話だ。

ランプを商っていた祖父は時代の趨勢から廃業に追いやられる。だが孫にこう言う。「自分の古い商売がお役に立たなくなったら、すっぱりそいつを捨てるのだ。(中略)世の中の進んだことを恨んだり、そんな意気地のねえことは決してしていない」

しかしそこには、本当に大切なものは受け継がれるという信念があったのだろう。ヤタガラスのクロックを見ているとそんな思いに駆られる。30年近く前に生産終了になったニキシー管を復活させ、時刻を表示する。ピアノ塗装で鏡面に仕上げたボディも美しく、柔らかな光に気持ちが安らぐ。

ニキシー管は、真空のガラス管に数字を象った電極を多層に並べ、ネオン発光させる。戦前に計測器などに使われ、現在チェコで生産を再開。H172×W650×D200mm。置き時計 ¥3,500,000


問い合わせ
ヤタガラス/イエガードクソン TEL:03-6874-1955

Direction=島田 明 Text=柴田 充 Photograph=隈田一郎 Styling=久保コウヘイ