キャデラックに乗ってわかったアメリカンラグジュアリーの本質とは?【XT5試乗体験記】

9月26日、山梨・富士河口湖町で行われたキャデラックのプレス試乗会に参加した。発着地点は、10月1日にグランドオープンを迎える高級温泉リゾート「ふふ河口湖」だ。 ミドルサイズSUV「キャデラック XT5 CROSSOVER」に乗り、秋の河口湖畔をドライビング。森と水が融合する大自然のなか、強くて繊細な“アメリカンラグジュアリー”を存分に堪能した。


キャデラックが目指すもの

発着地点は、10月1日にグランドオープンを迎える高級温泉リゾート「ふふ河口湖」。

「アメリカンラグジュアリー」――キャデラックを手掛けるゼネラルモーターズ・ジャパンの若松格社長は、試乗会前のプレゼンテーションでその言葉についてこう力説した。

「貴族のためではなく、可能性のある人に向けて追及していく。それがアメリカンラグジュアリーです。まさにキャデラックをそこを目指しているのです」

キャデラックは、「Dare Greatly―その挑戦が、世界を変える」というブランドコンセプトを掲げている。「Dare Greatly」とは、第26代米国合衆国大統領、セオドア・ルーズベルトが残した言葉である。

現状にとどまることなく大胆に行動する人、何かの模範でなくオリジナルを探求する人、未知の世界への挑戦になにより胸を躍らせる人。「そんな人物が求めるクルマを、キャデラックは作り続けていきたい」。試乗前に、そんな若松社長の熱のこもった言葉を聞き、「いったいアメリカンラグジュアリーとはどういうものなのか?」と、胸が高鳴り始めていた。

試乗前にプレゼンテーションを行ったGMジャパンの若松社長

発着地点は、10月1日にグランドオープンを迎える高級温泉リゾート「ふふ河口湖」。富士山が望む河口湖畔にたたずむ「森」をコンセプトとしたリゾートだ。心を躍らせながら、「キャデラック XT5 CROSSOVER」のハンドルを握ったが、この日はあいにくの雨模様。毎週末、ドライブを楽しむことが最近の趣味といえど、左ハンドルのSUVに慣れていないこともあって、地面が濡れた湖畔のドライビングにやや不安を感じていた。

この日はあいにくの雨模様

しかし、乗ってみると、その不安はすぐに解消された。確かにキャデラックらしい大きなボディではあるが、3.6リットルのV6エンジンと新開発の軽量ボディーで機敏に走る。フロント歩行者対応ブレーキなどの安全装備も抜きんでているため、まったく怖さはない。なおかつ、美しいセミアニリンレザーを用いた豪奢なインテリアが、ドライバーの気分をラグジュアリーにしてくれるのだ。

「Apple CarPlay」を用いたスマートフォンとの連携も実に簡単で、最先端テクノロジーも体感できた。

フロントは、やはりキャデラックらしく威圧感たっぷり

河口湖を周回していると、1時間はあっという間にすぎてしまった。出発時に降っていた雨も、試乗会の終わり際には晴れ間がのぞき、美しき富士山が少しだけ顔を出してくれた。

「この3年間、ニューヨークに置いていたキャデラックの本社が来年4月にミシガンに戻されることが決まりました。この日、米国で発表されたばかりです」

この日、若松社長は突然のビッグニュースを告げた。キャデラックは、2019年~'21年までの間に新たに5車種を投入することを決定。半年に1回、ニューモデルを出すという過去にはない”挑戦”を行うにあたり、設計や開発に携わるエンジニアとの連携を図るべく、デトロイト郊外に拠点を戻すというのだ。

キャデラックに乗ってわかったのは、間違いなくこのクルマがアメリカの精神や伝統を受け継ぎつつ、この国ならではの大いなる新しい野望を常に持っていること。それこそ、アメリカンラグジュリアリーの本質なのでは?と感じつつ、東京への帰路に就いたのだった。


キャデラック XT5 CROSSOVER
俊敏に走るのは、軽量ボディや直噴3.6リットルのV6エンジンと8速ATを組み合わせた高効率パワートレーンといった先進技術の賜物。上質なレザーとウッド、そこにカーボンやアルミといった素材を組み合わせ、モダンで贅沢な室内空間を構築している。¥6,685,200~[税込]


問い合わせ
GMジャパン・カスタマーセンター TEL:0120-711-276


Text=鈴木悟(ゲーテWEB編集部)