【現代アート】ギャラリスト石井孝之が薦める次世代アーティスト4人

25年にわたり第一線でギャラリストとして活躍する、タカ・イシイギャラリー代表の石井孝之氏が、若手アーティストの魅力と注目人物を語る。


若手アーティストの作品を所有することで世界が広がる

アートとは見て楽しいとか美しいという以前に、コミュニケーション・ツールだ。

所有して付き合えば日々違う顔を見せてくれるうえ、人を招いた時には会話のきっかけになる。

「現代美術であればたいてい作家が生きて活動しているので、直接話を聞くことだってできます。多方面へコミュニケーションを広げていけるのがアートの醍醐味です。若いアーティストの作品は価格が控えめで手に入れやすく、その後の作家の変化・進化も楽しめます」

世に認められ高い評価を得るようになれば、我がことのように嬉しくもなるだろう。


注目のアーティスト4名

桑田卓郎
岐阜県土岐市に工房を構え、セラミックを用いて活動に勤しむ桑田卓郎氏の作品。陶芸の概念を覆すような独創性だが、伝統的な技法がちりばめられている。

『Tea bowl』, 2018 © Takuro Kuwata


山谷佑介
写真を用いて制作する山谷佑介氏の作品。この抽象的な作品では、ドラムを叩く行為とカメラのシャッターを連動させ、身体性を強く意識している。

『SD_0415』,2018 © the artist, courtesy Yuka Tsuruno Gallery


荒川 医
ニューヨークを拠点とし、さまざまな立場の人たちとの共同作業を介して作品を生みだす荒川 医氏の作品。時に鑑賞者やコレクターが制作に参加することも。

『Untitled(Gutai on demand)』,2017 © the artist


サーニャ・カンタロフスキー
モスクワ出身でニューヨークを活動拠点にするサーニャ・カンタロフスキー氏の作品。日本の浮世絵に多大な影響を受けた作風は、洗練とユーモアが同居する)。

『Laughing Game』,2018 © the artist


Takayuki Ishii
1963年東京都生まれ。タカ・イシイギャラリー代表。’94年、東京・大塚でタカ・イシイギャラリーを立ち上げる。2016年に六本木に移転。

タカ・イシイギャラリー 東京
住所:東京都港区六本木6-5-24 3F
TEL:03-6434-7010
営業時間:11:00~19:00
休み:日曜、月曜、祝祭日


Text=山内宏泰 Photograph=Kenji Takahashi(ポートレイト)