ナイトタイムは、重要な観光資源だ 『「夜遊び」の経済学 世界が注目する「ナイトタイムエコノミー」』 木曽 崇 著


夜の観光資源が
日本の景気を左右する!

『「夜遊び」の経済学 世界が注目する「ナイトタイムエコノミー」』 木曽 崇 著 光文社新書 ¥740

題名を見て「もしかしたら 色っぽい系のお話?」と思われた紳士の皆様、ごめんあそばせ。この本は「日本に足りない観光資源であり、地域振興の鍵であり、国内景気を上向きにする起爆剤はナイトタイムエコノミー(夜間の経済活動)であるぞ!」と提言する、清々しいほどの「金」と「経済」のお話です。私も経営者の端くれ、「そんな勝機があったとは!」と別の意味で興奮してしまいました。特に2020年の東京オリンピックに向け、夜の産業を一掃しがちな都の偉い人たちにはぜひ読んでほしいし、何ならお届けしたい!

観光立国宣言しても文化財や自然観光だけでは十分なお金は落としてもらえない。ナイトタイムを有効利用したドン・キホーテや新宿ゴールデン街、カワサキ ハロウィンの成功例には逆に大いに納得です。ほか、海外都市のメトロ対策、優等生国家のシンガポールが「一晩中カジノができる統合リゾート」を作り観光消費を驚異的に伸ばした例など「日本ももっと稼がな!」と急き立てられます。

今こそ「夜の観光資源」に注力すべき時。人でも街でも「猥雑さ」を内包することの魅力を再認識するしだいです。