旭酒造社長 桜井博志氏が攻めるために乗るアルファロメオ


旭酒造社長 桜井博志 / アルファロメオ166

挑戦する姿勢を体現しているMy アルファロメオ

 和食と足並みを揃えるように、海外でも人気が高まる日本酒。そのブームを牽(けん)引する銘柄のひとつ、「獺祭」で有名な旭酒造の社長、桜井博志さんが大のクルマ好きと聞き、いざ山口・岩国へと飛んだ。しかし、そのこだわりの哲学は少々予想と違っていた。

 「現在所有するのは、アルファロメオ166とジャガーXK8。いずれも中古で100万円未満で手に入れました」

 そう自慢気に、話し始めた。

 実は過去40年間で3分の1にも縮小した日本酒市場。そのなかで旭酒造が急成長した要因は、純米大吟醸酒「獺祭」に特化し、杜氏に頼らず社員が酒造りを担い、冬以外も酒造りをするなど、常識破りの挑戦を続けてきたからだと、桜井さんは自社の戦略を分析する。

 「社員にも常々、『私が典型的な高級車に乗るようになったら、その時は会社が危ないと思ってくれ』と話しています。それは攻めていない証拠ですから。あの社長、いつも変わったクルマに乗って楽しそうだ、というイメージこそ大事なのです」

 挑戦的に経営姿勢を貫く造り酒屋の中興の祖は、クルマ選びも決して守りに入らない。

クルマは過保護に扱わず、使い倒すほうが壊れないというのが桜井流。
長年、出張に使うゼロハリバートン。アルファ同様に使いこまれている。
死ぬまでに乗りたいクルマ
●トヨタ・ミライ
●ホンダN360 
●テスラ・モデルS
ミライはトヨタの世界初の量産燃料電池車。N360は高校生の頃に最初に憧れた軽自動車。モデルSは、テスラの創業ストーリーに共感するという。
Hiroshi Sakurai
1950年、山口県生まれ。大ヒット中「獺祭」の蔵元・旭酒造三代目。一時は倒産寸前に陥るも斬新な経営術で見事復活、急成長を遂げる。

Text=塩見智 Photograph=雨田芳明

*本記事の内容は14年10月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)