アートとして飾りたい、ルイ・ヴィトンの新作オブジェ【ミラノサローネ2019】

6日間で181カ国から38万6,236人を集めた、ミラノで開催のインテリアの見本市、ミラノサローネ2019。ここで、ルイ・ヴィトンの「オブジェ・ノマド コレクション」の新作が発表された。


旅を新しい形で表現した冒険的な作品群

ルイ・ヴィトンの「オブジェ・ノマド コレクション」は、世界中の著名なデザイナーが「旅」にインスパイアされたオブジェをデザインしたコレクション。2012年の誕生以来、ルイ・ヴィトンのアトリエの職人が手作業で仕上げている。

デザイナーの独自性溢れる自由なクリエイティビティと、巧の技が見事に融合して完成したコレクションは、家具や日用品であり、アート作品なのだ。

今回、ミラノで開催されたインテリアの見本市「フォーリサローネ2019」で初披露されたアイテムは全10点。

お披露目の会場となったのは、17世紀、貴族であるセルベッローニ家の住居として建設された宮殿「パラッツォ・セルベローニ」だ。ここは、当時から文化的な著名人たちの会合の場として使われてきた由緒正しき館。歴史ある空間に設置された創意溢れるアイテムたちに、来場者の目はくぎ付け。その展示は、ルイ・ヴィトンがテーマとする「伝統と革新」を感じさせるものだった。

45の実験的オブジェで構成されるこのオブジェは、フランス人探検家ピエール・サヴォルニアン・ド・プラザのために1874年に制作されたベッド・トランクなど、メゾンの過去のスペシャルオーダーにオマージュを捧げたもの。世界中のデザイナーたちがコレクションに挑戦的かつ現代的なビジョンを描いている。

1854年の創業以来、旅のスタイルが進化するなか、創意工夫で独自の製品を生み続けているルイ・ヴィトン。デザインと匠の技によってつくられる独創的で画期的なオブジェ・ノマド・コレクションは、ブランドが冒険心を失っていない事実を物語っているものなのである。

アトリエ・ピアゲッティによるダイニングテーブル「Anemona」。


Text=八木基之(ゲーテWEB編集部)