達人•栗林幸吉が選ぶ! いま飲みたい最高のウイスキー5選

あるものは完成まで50年かかるのは当たり前、あるものはブレない信念のもと、何百年も変わらない味――そんな時間の流れを楽しむのがウイスキー。達人に今おすすめの最高のウイスキー5本を選定してもらった。


60年熟成のマッカランは1億2000万円!

テレビ番組『クレイジージャーニー』出演時、そのキャラクターで話題をさらい、今までに5000種以上のウイスキーを試飲し、300ヵ国以上のウイスキー蒸留所を訪れている、目白 田中や店長の栗林幸吉さん。

「樽の中での変化や、香り・味わいの複雑さはコンピュータでは解明できない。その人間的なところがいい」と、人生の大半をウイスキーに捧げる栗林さんは言う。

近年原酒不足の影響もあり、単独蒸留所の原酒で造られたシングルモルトの価値も高騰。「なかでも1950年〜'60年代の物は、より手間をかけていた時代の深みを感じると思います」

注目は日本のクラフトウイスキー。少量生産のこだわりある味わいは、成長も期待できる。

「アートなどと異なり、実際に味わえるのがウイスキーのよさ。少しずつ、でもいつかは消えてなくなる。だからこそ、その時間がくれる味わいを楽しんでほしいと思います」


いま飲みたい最高のウイスキー5選

右.注目のメイド・イン・北海道「厚岸 NEW BORN FOUNDATIONS 2」
北海道厚岸に2016年設立し、今年初リリース。「10年物、20年物が出てきた時に成長を知ることができる。未来をともに楽しめるウイスキー」。¥4,000


中右.200年以上ブレない信念 「ラフロイグ 1977」
薬草のような好き嫌いが分かれる個性的な味わいを、200年間変わらず造り続ける凄み。「継続する力、その信念に惹かれます」。約¥300,000


中.史上最高のウイスキー「マッカラン1959」
「マッカランは世界を魅了するウイスキー。60年熟成物が、今年1億2000万円で落札されました」。丁寧に造られた時代の芳醇な香りを!  約¥1,000,000


中左.世界最高の樽買い師「サマローリ ロングロウ」
「原酒を樽で購入し、自分好みに熟成・ボトリングする伝説のボトラー、サマ ローリ氏の作品」。今は亡き彼が手がけたスモーキーな1本。約¥500,000


左.2018年世界No.1に輝く「イチローズ モルト & グレーン ジャパニーズ・ブレンデッド・ウイスキー」
「ブレンドウイスキーの味を決めるブレンダーの技術が評価され、創業わずか 10年で世界を席巻。日本が誇るクラフトウイスキー」。限定500本 ¥128,000


Yukiyoshi Kuribayashi
目白 田中屋店長。5000種以上のウイスキーを試飲し、300ヵ国以上のウイスキー蒸留所を訪れる。世界的なウイスキーコンテストの審査員も務める。


Text=牛丸由紀子 Photograph=鈴木規仁