話題のゴルフクラブPXG GEN3をアメリカにある究極のゴルフ場で体感!

雑誌「ゲーテ」編集長・二本柳陵介が、現地滞在時間36時間のために往復移動にも36時間かけ強行渡米。目指すはゴルフ好き編集長の憧れ「スコッツデールナショナルゴルフクラブ」で行われたPXG新製品披露プレスイベントだ。   


憧れのゴルフ場で体験した、楽しいゴルフの秘訣。   

アメリカ南西部のワイルドな砂漠に高級別荘地が点存するアリゾナ州スコッツデール。古くからカウボーイ文化や建築の巨匠フランク・ロイド・ライトのタリアセンウエストなどがあり個性の強い街だが、裕福な避寒地でもあり高級ゴルフ場やリゾートが多いことでも知られる。   

「スコッツデールナショナルゴルフクラブ」は会員数が少なく、優雅にラウンドができるエクスクルーシブなゴルフ場。ゴルフを情熱的に愛し、「好きだけど、待つのは嫌だ」というIT長者ボブ・パーソンズが自分の理想にかなうゴルフ場をつくるため、2013年に既存のゴルフ場を買収。360度砂漠と山脈の絶景のみを見晴らす最高の立地に、トップランキング常連の18ホール、奇想天外の9ホール、クラブハウスやジム、会員滞在用のヴィラなどを増設、現在もリニューアルが続いている。完成は年内予定、総額3億ドルの投資となる。 

そんな常識破りのボブが完全カスタマイズの高級ゴルフクラブメーカーPXGの創業者であることをご存知の読者も多いかもしれない。「世界最高峰」を目指すPXGの本社も 同じくスコッツデールにあり、空港からまずPXG本社を訪問し、ゴルフ場へ向かった。クルマは高速道路を降りてからも、砂漠をしばらく走り、ゴルフ場に到着。案内されたヴィラは重厚感のある4LDK。インテリアはアメリカンウエストを意識し、ダークウッドや石が使われたモダンなテイストだ。豪華だが気取らず開放感があるから居心地がいい。大きなガラス扉の向こうのごつごつとした赤茶色の岩景色も雰囲気がある。

2013年アリゾナ州のゴルフ場を買収し「スコッツデールナショナルゴルフクラブ」と改名。アリゾナの絶景を360度見渡す立地にボブ好みで設計された18ホールや型破りの9 ホール、贅を尽くしたヴィラなど究極のゴルフ体験ができる。

翌朝、早起きした編集長はクラブハウスで自家製ソーセージやサウスウエスト風ブリトーの朝食をすませ、練習場へ。ブリトーのサイズも大きかったが、400ヤード以上あり二方向から対面で打てる贅沢な練習場のスケールに驚く。さあ、ここで新しいPXG GEN3アイアンのカスタムフィッティングだ。編集長の練習打を観察していたマスターフィッターとショットについてまず相談。

 「例えば7番アイアンだと、これまでは目安が150ヤードほど。少し右に曲がりながら、なよなよ〜と落ちていきます」

フィッターが弾道計測器を読みながら調整するヘッドを試打する。プレイヤーのスイングでいかに角度、距離、スピンが最適化できるか、ヘッドやシャフトを取り替えたり、微調整したりする作業を何度か繰り返すと、フィッティングしたGEN3の軌道が違ってきた。165〜170ヤードほど飛び、ボールの勢いとキレが確実に増した。ややボールが掴まりすぎて左に出ることもあったが、ビューっといかつい球が上がり、ストンと落ちる。きちんと当たった時はそんな印象だ。

アイアンやドライバーに続いて、パターフィッティングは隣のパッティンググリーンで。今度はパター専門のフィッターが細かく編集長のパッティングを分析、ヘッドやシャフトデザインは自らの好みで選べる。選択肢が多く迷うが、編集長はPXGのシグナチャーであるブラックをセレクト。

翌日午前4時には空港に向かわなければならないこと、でもぜひボブ自慢の18ホール「The Other Course(もう一つのコース)」でプレイしたいという編集長の切望を知ったボブは、急遽カスタムフィッティングしたばかりのクラブ一式を急いで仕上げるように指示をしてくれた。一貫して職人の手仕事で組み立てられたクラブ一式が、インタビュー取材を終えた午後にめでたく届き、日が落ちるまで12ホールのラウンドが実現した。

編集長が最初のホール、セカンドで手に取った5番アイアン。ややフォローとはいえ、ピンに絡みバーディをゲット。GEN3最初のショットが決まり、幸先がいい出会いだ。あれだけ徹底して自分に合わせてもらったクラブで上手く飛ばないはすがないと期待がふくらむ。アリゾナの自然がなにしろかっこいいゴルフ場なのだが、ラフがないので、それるとすぐにサボテンゾーンにはいるという悩みはあるが、そこはご愛嬌。

ゴルフカートも超デラックス、バンカーの乱れは岩やサボテンの陰で待機するスタッフがいつの間にか整え、コース途中の休憩所にはPGAプロも楽しみにするという絶品のタコス屋台や自家製のスナック類が用意されている。通常ならみとれるほどの美しい夕景だったが、暗くなりコースを途中で降りることになったのが残念だった。

ゴルフ熱狂愛好者にして常軌を逸する資産家によるこのゴルフ涅槃でプレイできるのは、招待審査で145名に制限される会員とその同伴者、特別イベント参加客のみだ。スコッツデールナショナルゴルフクラブのルールはたったひとつ。「お互いに気持ちのいいプレイや滞在の迷惑にならないこと」。超有名セレブもアスリートも会員というゴルフ場では、みんなふつうのゴルファーでいたいという贅沢な願いが叶う。練習時間が不足していれば、カスタムフィッティングしたクラブに助けてもらえばいい。自分のゴルフを、自由に楽しく、より上手に。ほかでは得られない究極の体験やサービス事業を次々と展開する豪快な成功者が、採算抜きで共有する夢のゴルフ体験がここにある。

PXG GEN3
待望の0311 GEN3アイアン。ツアープロから初心者までが最上級と評したGEN2を、独自のCOR2テクノロジーから派生した新インパクトリアクター技術(新特許取得)でさらに飛距離、スピード、正確性を改善し、打感や打音もこれまでにない領域へ。レベルに合わせた3 タイプから完全カスタマイズするクラブで次のプレイを新たに攻略する。オープン価格(PXG JAPAN TEL:03・5635・1280)    

BOB PARSONS
1950年ボルチモア生まれ。米国では有名な起業家・慈善家。ITで起業後、 ドメイン登録会社GoDaddyなどの大成功を経て、現在はPXGや慈善活動財団、バイク、不動産などを含む16事業を展開するベンチャーの代表取締役。ゴルフ&バイクマニア。   

Text=稲石千奈美