【NAVIGOETHE】1973年WRCを制覇した名車が復刻!~Features ALPINE A110~


名車の復刻という
自動車界の新たな潮流

最高出力250psを発生する2L直列4気筒ターボエンジンを運転席背後に搭載。欧州ではすでに発売された1955台限定のプレミアムエディション(58,500ユーロ ※約700万円)が完売、日本導入未定。 (https://alpinecars.com/ )

 「あのクルマが新車で買えたら......」

 これは、クルマ好きなら誰もが一度は夢見ることだろう。デザインやメカニズムはできるだけオリジナルに忠実に、でも壊れなくて安全で、できればエアコンはしっかり効いてほしいと、妄想はふくらむ。この春、そんな夢のひとつが実現した。「アルピーヌA110」が復活したのだ。

 アルピーヌは実にロマンティックな自動車メーカーだ。このメーカーは、1956年に自動車ディーラー経営者でひとりのクルマ好きに過ぎなかったジャン・レデレ氏が設立。ルノーの実用車をスポーツカーに仕立てて大メーカーが居並ぶレースに挑んだ。

 73年、「ルノー8」をベースにした「アルピーヌA110」がWRC(世界ラリー選手権)を制覇する。今にたとえれば、ディーラーのおじさんがチューニングした日産「マーチ」が世界チャンピオンになるような話だ。

 アマチュアの情熱で大資本に太刀打ちできた、夢のある時代を懐かしむもよし。名車を今に蘇らせる技術の進歩を喜ぶもよし。いずれにせよ、クルマ好きにとっては慶事だ。

1970年代のラリーシーンを席巻した「アルピーヌA110」を現代的に再解釈した復刻版が登場。乾燥重量1080kgというアルミニウムの軽量ボディーとプラットフォーム、デュアルクラッチ式トランスミッションなど、最新の技術が盛り込まれる。

Text=サトータケシ

*本記事の内容は17年5月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)