地球環境に配慮! 再生ポリエステルを使ったエトロの新作ジャケット

エトロの新作ジャケットには、世界海洋デーを記念し、ライニングには海を背景に、ペットボトルのリサイクルが描かれている。クリエイティヴ・ディレクターのキーン・エトロは、「サステナビリティはストーリーであり、コミットメント」と語った。


母なる海を讃えて

4年の歳月をかけたレイチェル・カーソンの名著『沈黙の春』は、執筆そのものが戦いだった。身近な環境汚染を訴える内容に、政府や公的機関などからの妨害も少なくなかった。だがその内容は時の大統領ケネディをも動かし、環境保護の意識は世界に広まった。

そしてエトロにも。裏地にBIO MIO(私のオーガニック)のメッセージを込め、約120本のリサイクルペットボトルを原材料にした再生ポリエステル糸を表地やライニング、中綿に用い、一般的なポリエステルと比べ、生産にはCO2排出量32%、水94%を抑え、60%の電力を節約する。

著書『われらをめぐる海』では"すべてのものは海に還っていく"と文を締めたレイチェルの海への慈しみもこうして受け継がれていく。袖を通せば、潮騒が聴こえてくるようだ。

ジャケット ¥430,000(エトロ/エトロ ジャパン TEL:03-3406-2655)


Direction=島田 明 Text=柴田 充 Photograph=隈田一郎、Getty Images〈背景〉 Styling=久保コウヘイ