ずっと着られてトレンドも加味された厳選スーツ【特集やさしい服】

紳士に不可欠なワードローブとして、進化を続けながら今日まで1世紀以上の歴史を歩んできたスーツ。それほど長く愛され続けてきたのは、スーツを着ることで他者への礼節と敬意を体現できる、唯一無二のやさしい服だからだ。そんなスーツの最新作から末長く愛用できる逸品を厳選。旬のカラー別に紹介したい。

控えめさが際立つブラックスーツの価値

右:ジャケット ¥231,000、パンツ ¥79,000、シャツ ¥57,000、タイ ¥20,000、靴 ¥110,000(すべてフェンディ/フェンディ ジャパン TEL:03-3514-6187)ベルトはスタイリスト私物 右中:ジャケット ¥330,000、ベスト ¥115,000、パンツ ¥90,000、シャツ ¥55,000、タイ ¥24,000、ブーツ ¥195,000(すべてグッチ/グッチ ジャパン クライアントサービス TEL:0120-99-2177)左中:スーツ ¥310,000、シャツ ¥127,000、タイ ¥22,000、チーフ ¥15,000、靴 ¥95,000(すべてドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ ジャパン TEL:03-6419-2220) 左:ジャケット ¥391,000、パンツ ¥124,000、シャツ ¥54,500、タイ ¥28,000、ベルト ¥92,000、靴 ¥265,000(すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク TEL:0120-203-718)  

FENDI(右)
なめらかなエクストラファインウール生地で仕立てたセットアップは、スリムフィットシルエットで若々しい佇まい。ジャケットの脇とパンツのポケット部分に同色のFFロゴ入りサテンリボンが凝らされており、さり気なく見えるモダンなアクセントに。

GUCCI(右中)
「テーラード」をキーワードのひとつに掲げる今季のグッチ。ハリのあるウールモヘアを用いたタイトなセットアップは、肩パッドが厚めでテーラードらしい構築的で凛々しい雰囲気。ワイドラペルで貫禄ある男らしさも醸す。

DOLCE&GABBANA(左中)
メゾンが誇る高度なテーラリング技術を駆使した新作スーツ。ストレッチが効いたウール生地はジグザグ状の織り模様が凝らされており、スタイリッシュな個性を演出できる。ベーシックな「マルティーニ」フィットで末長く愛用できる。

BERLUTI(左)
この春夏ベルルッティはアイコンのスクリットをフィーチャー。一見ブラックソリッドのセットアップにもジャカード織りで全面に凝らされており、光の加減で浮かび上がる。スクリットの知的な雰囲気と構築的な仕立ての凛とした佇まいがマッチ。

メゾンの感性が進化させる洗練のグレー

右:スーツ ¥410,000、シャツ ¥66,000、タイ ¥22,000(すべてディオール/クリスチャン ディオール TEL:0120-02-1947)左:ジャケット ¥432,000、パンツ ¥155,000、シャツ ¥115,000、タイ ¥28,000〈すべて予定価格〉(すべてバーバリー/バーバリー・ジャパン TEL:0066-33-812819)  

DIOR(右)
サマー 2019 メンズコレクションでアースティック ディレクターとしてデビューしたキム・ジョーンズはテーラリングを刷新。ワンボタンのダブルブレストという独創的な設計の“テイラー オブリーク”モデルは、洗練されたミニマルなフロントに美しいドレープが際立つ。ハイライズのパンツはロゴ入りバックルアジャスターつき。

BURBERRY(左)
今季も登場したグレースーツは、なめらかで伸縮性に富むカシミアシルクベースのジャージー素材を使用。フロントはスナップボタンでミニマルな雰囲気だが、やや厚めの肩パッドによる構築的な仕立てでフォーマルな佇まい。ラペルの先端に同色のピスネームを施すなど、洒落た遊び心も。

エレガンスを極めるグレーの落ち着き

右:ジャケット ¥345,000、パンツ ¥135,000、ベスト ¥165,000、シャツ ¥49,000、タイ ¥32,000、チーフ ¥27,000、靴 ¥135,000(すべてブルネロ クチネリ/ブルネロ クチネリ ジャパン TEL:03-5276-8300)右中:スーツ ¥660,000、その他は参考商品(すべてブリオーニ/ブリオーニ ジャパン TEL:03-6264-6422)左中:ジャケット ¥240,000、パンツ ¥59,000、シャツ参考商品、タイ ¥23,000、チーフ ¥15,000、ベルト ¥35,000、靴 ¥97,000(すべてダンヒル TEL:03-4335-1755)左:スーツ ¥490,000、シャツ ¥70,000、タイ ¥30,000、チーフ ¥22,000、靴参考商品(すべてトム フォード/トム フォード ジャパン TEL:03-5466-1123)

BRUNELLO CUCINELLI(右)
ブルネロ クチネリが提案する「レジャースーツ」は、アンコン仕立てや1タック入りのドローストリングパンツにより、オン・オフ双方で活躍。素材は柔軟性と清涼感に富むリネンウールシルクだ。

BRIONI(右中)
なめらかさとしなやかさを併せ持つ、極上のスーパー160’sウールで仕立てた1着。ベースは代表モデルの「ブルニコ」であり、高度なハンドテーラリング技術によって完璧な美のバランスを描きだす。

DUNHILL(左中)
1960年代の英国スーツを現代的に再解釈した、スリムフィットモデル「メイフェア」のセットアップ。肩パッドで成形した構築的な肩が英国らしいが、やや細めのラペルでモダンな表情。薄くなめらかな上質ウールで着心地は軽快だ。

TOM FORD(左)
映画『007 スカイフォール』にて、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドの衣装としてデザインされたモデル「オコナー」。着丈がやや短めのボックスシルエットで、動きやすい設計。ピンストライプ生地はしなやかなウールシルクモヘアだ。

クラシックな佇まいと現代の着心地をひとつに

右:スーツ ¥583,000、シャツ ¥95,000、タイ ¥33,000、靴 ¥133,000(すべてエルメス/エルメスジャポン TEL:03-3569-3300)左:スーツ ¥413,000、シャツ ¥60,000、タイ ¥24,000、ベルト ¥62,000、靴 ¥145,000(すべてルイ・ヴィトン/ルイ・ヴィトン クライアントサービス TEL:0120-00-1854)

HERMÈS(右)
普遍的デザインのスタンダードモデル「24」のネイビーピンストライプスーツ。“デクープ”というアンコン仕様であり、しなやかなウールモヘアシルクのオリジナル生地も相まって、リラックスした着心地が堪能できる1着だ。ステッチが露出しない、やや細めのラペルがシャープな印象を引き立てる。

LOUIS VUITTON(左)
本バス毛芯を用いた伝統的な仕立てながら、独自のシンプルな構造を採用。人間工学に基づき、あらゆる男性に快適なフィット感をもたらす「ガストンフィット」モデルのスーツ。ネイビー×ブラウンのグレンチェック風生地はスーパー150’sウールで羽織るように軽やかだ。

誠実感だけではないネイビーの可能性

右:ジャケット ¥260,000、パンツ ¥99,000、シャツ ¥67,000、タイ ¥23,000、靴 ¥190,000(すべてサルヴァトーレ フェラガモ/フェラガモ・ジャパン TEL:0120-202-170)左:スーツ ¥390,000、シャツ ¥39,000、タイ ¥23,000、ベルト ¥49,000、靴 ¥129,000(すべてエトロ/エトロ ジャパン TEL:03-3406-2655)

SALVATORE FERRAGAMO(右)
太めの片玉縁ポケットやボタンが露出しない比翼仕立てのカフ、ややワイドなシルエットなど、ワークウェアからインスパイアされたリラックスムード溢れるネイビースーツ。薄くシャリ感のあるテクニカルウール素材を用いたアンコン仕立てであり、着心地も軽やかで快適この上ない。

ETRO(左)
ラペルつきベストが付属する3ピーススーツは、ジャケットを脱いでもさまになり、これからの季節に重宝する。ハリのある素材は細かなネイビーのジオメトリック柄をベースに、ピンクでエトロのロゴとペイズリーをストライプ状に凝らした「セルビッチロゴ」ストライプで、ウィットの効いた遊び心を演出。

生地から仕立てまでこだわり抜いた逸品

スーツ ¥150,000~、シャツ ¥18,500~[ともにオーダー価格]、タイ ¥6,500、チーフ ¥1,500(すべて麻布テーラー/Y&M プレスルーム TEL:03-3401-5788)時計 ¥3,220,000(ヴァシュロン・コンスタンタン TEL:0120-63-1755)

AZABU TAILOR
清涼感がありつつもシワになりにくい、ロロ・ピアーナ社のウールシルクリネン素材で仕立てる1着。軽さを徹底追求した「ライトコンフォート仕立て」により、この上ない軽やかな着心地だ。 

極上素材と職人技が織りなす一級品

スーツ ¥350,000、シャツ ¥50,000、タイ ¥12,000(すべてウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ/ウノ ピゥウノ ウグァーレ トレ 表参道ヒルズ TEL:03-6447-4970)

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希少な極細繊維のタスマニアンウールを用いた、しなやかさとハリを併せ持つウールモヘア素材使用のブラウンダブルブレストスーツ。熟練職人の高度なテーラリング技術が随所に凝らされており、凛とした風格と軽やかな着心地を併せ持つ。格式高い席にも通用する1着だ。

 春夏の新定番となる軽やかなブラウン

スーツ ¥400,000、シャツ ¥55,000、タイ ¥30,000、チーフ ¥17,000(すべてイザイア/イザイア ナポリ 東京ミッドタウン TEL:03-6447-0624)ベルトはスタイリスト私物

ISAIA
今季のイザイアにおけるテーマカラー、ベージュとブラウンで構成した軽やかなチェック生地はスーパー140’sウール製。短めの着丈の「カプリ」モデルも相まって、同ブランドならではの、明るく、イタリアらしい非常に軽快な着心地だ。 

暖かな陽光に映える艶やかなエレガンス

スーツ ¥170,000(リングヂャケット マイスター)、シャツ ¥36,000(リングヂャケット ナポリ)、タイ ¥24,000(タイ ユア タイ)、チーフ ¥11,000(カルロ リーバ/すべてリングヂャケット マイスター206 青山 TEL:03-6418-7855)

RING JACKET MEISTER
代表モデル「253H」のスーツは、肩パッドを用いないシャツ袖つけや若干広めのラペルなど、艶やかなナポリテイストが特徴。通気性に優れるイタリア製ブラウンストライプ生地がマッチ。  

 クラシックな威厳とスポーティな快適さ

ジャケット ¥68,000、パンツ ¥30,000、シャツ ¥34,000、タイ参考商品(すべてボス/ヒューゴ ボス ジャパン TEL:03-5775-7670)

BOSS
シックなダークブラウンのピンチェック生地使用のセットアップは、一見クラシックで格式高い席にも望める威厳を備える。だが、1プリーツのパンツはシャーリング&ドローコードのスポーティな仕様で、締め付け感のない快適な着心地を味わえる。ジャケットも肩パッドを用いない柔軟なアンコン仕立てだ。


オンタイムに着たい艶と品格漂うベージュ


右:スーツ ¥800,000、靴 ¥87,000、その他は参考商品(すべてジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン TEL:03-6274-7070)右中:スーツ ¥550,000、シャツ ¥42,000、タイ、靴ともに参考商品(すべてラルフ ローレン パープル レーベル/ラルフ ローレン TEL:0120-3274-20)左中:ジャケット ¥64,000、パンツ ¥26,000、ベスト ¥14,000、シャツ ¥14,000、タイ ¥14,000、チーフ ¥5,000、ベルト ¥9,000(すべてブルックス ブラザーズ/ブルックス ブラザーズ ジャパン TEL:0120-185-718)靴 ¥130,000(サントーニ/リエート TEL:03-5413-5333)左:スーツ ¥456,000、シャツ ¥75,000、タイ ¥24,000、靴 ¥99,000(すべてエルメネジルド ゼニア/ゼニア カスタマーサービス TEL:03-5114-5300)  

GIORGIO ARMANI(右)
南イタリアの伝統的スーツを再解釈した新モデルは、サルトの技を駆使した柔軟なアンコン仕立てと威風漂うワイドラペルが特徴。アルマーニならではの絶妙な色調のベージュ生地はウールシルクで、ドレープも美しい。

RALPH LAUREN PURPLE LABEL(右中)
シルクのようになめらかで繊細な表情の極上ウールで仕立てたダブルブレストスーツ。立体的な肩回りや豊かなバストが、堂々とした風格と泰然とした印象を演出。ゲーテ世代にこそ似合う1着だ。

BROOKS BROTHERS(左中)
今季トレンドのリネンスーツ。メランジ調のリネン生地はナチュラルな素材感が引き立ち、リラックスした雰囲気で着こなせる。スマートなシルエットの「リージェントフィット」ゆえ、凛々しさもキープ。

ERMENEGILDO ZEGNA(左)
ブランド内でもっとも細身のモデル「シティ」は、細めのラペルや低めのボタン位置ですっきりした雰囲気。ベージュの生地は繊細な光沢を帯びるシルクウールであり、クリーンで洗練された1着である。

Direction=島田 明 Text=竹石安宏(シティライツ) Photograph=若木信吾 Styling=久保コウヘイ Hair&Make-up=MASAYUKI(The VOICE)