【初夏のニットの着こなし④】風を味方にするニットタイ

ビジネスマンには夏もタイを締めねばならないシーンがある。その際は暑苦しく見せない配慮が必要だが、粗い編み目が涼しげで軽やかに見えるニットタイはうってつけだ。高密度な生地に比べると通気性もよく、胸元に心地いい風を感じることができるだろう。


現代のクールビズにニットタイがベストマッチする理由

今日のようなニットタイは1900年代初頭、ドイツのネクタイメーカーであるアスコット社が考案したものが起源とされている。

その後1920年代に欧米のリゾート地でカラフルなニットタイを締めるのが流行し、一般にも広まった。そうした出自を持つニットタイには、リゾート地で締めていても堅苦しく見えない、軽やかなリラックス感が本来から備わっていたといえる。

1950~60年代に米国東海岸のアイビーリーグで再び流行したのも、節度を保ちつつ自由な軽快感を醸しだせる、そんなニットタイならではの魅力を、”ハズし”の達人だったアイビーリーガーたちが再発見したからに違いない。

そしてそのほどよいリラックス感とエレガンス、軽やかさは、今日のクールビズスタイルにもマッチしているのだ。

現在、一般的なざっくりと編んだソリッドカラーのシルクニット製のものは、ある程度のドレッシーさも感じさせるので、普段のビジネススーツともコーディネイトしやすく、重要な会合などの格式高い席以外は問題なく締められる。またスポーティな軽快感のあるボーダー柄で、若々しく、涼しげなスマートカジュアルを装うのも一興だ。


NICK BRONSON

タイ¥8,500(ニック ブロンソン)、スーツ¥74,000~(麻布テーラー)、シャツ¥18,000~[ともにオーダー価格](アール& ブルース/すべて麻布テーラープレスルームTEL:03・3401・5788)


POLO RALPH LAUREN

タイ¥12,000、ジャケット¥75,000、シャツ¥15,000、チーフ参考商品(すべてポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレンTEL:0120・3274・20)


E.MARINELLA NAPOLI

タイ¥24,000(マリネッラ ナポリTEL:03・5413・7651) ジャケット参考商品、シャツ¥45,000(ともにイザイア/イザイア ナポリ 東京ミッドタウンTEL:03・6447・0624)


EREDI CHIARINI

タイ¥12,000(エレディ キャリーニ/ビームス ハウス 丸の内TEL:03・5220・8686) ジャケット¥68,000(タリアトーレ/トレメッツォTEL:03・5464・1158) シャツ¥35,000(ルイジ ボレッリ/バインド ピーアールTEL:03・6416・0441)


STEFANO BIGI

タイ¥11,000(ステファノビジ)、ジャケット¥72,000(イレブンティ)、シャツ¥30,000(ルイジ ボレッリ/すべてバインド ピーアールTEL:03・6416・0441)


BREUER

タイ¥13,000(ブリューワー/コロネットTEL:03・5216・6521) ジャケット¥93,000、シャツ¥33,000(ともにボリオリ/ボリオリ 東京店TEL:03・6256・0297)


UNITED ARROWS

タイ¥10,000、スーツ¥82,000(ともにユナイテッドアローズ)、シャツ¥33,000(エリコ フォルミコラ/すべてユナイテッドアローズ 銀座店TEL:03・3562・7798)


BOGLIOLI

タイ¥18,000、スーツ¥148,000、シャツ¥29,000(すべてボリオリ/ ボリオリ 東京店TEL:03・6256・0297)


DUNHILL

タイ¥20,000、ジャケット¥220,000、シャツ¥39,000(すべてダンヒルTEL:03・4335・1755)


Direction=島田 明 Text=竹石安宏(シティライツ) Photograph=前田 晃(人物)、隈田一郎(静物) Styling=久保コウヘイ Hair & Make-up=MASAYUKI( The VOICE)

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