世界的なシェフや注目のクリエイターが続々と進出する理由とは?【ニセコブームの謎③】

世界中のVIPが集う!今、最高にアツい レストラン&バーがニセコに増えている。日本人が知らない新たなるニセコの魅力に迫る。


今のリアルなニセコを感じられる場所

外国語表記の看板が当たり前のように並び、華やかな雰囲気の通りを行き交う人々は、ほとんどが外国人。店を覗くと、自分以外の客がみな外国人であることが珍しくない。小さなペンションや民宿などが点在し、のどかな雰囲気が漂う10数年前のニセコとは隔世の感がある。

いつ頃からニセコエリアを訪れる外国人客が増えたのか。「倶知安の統計2018年版」によると、外国人観光客宿泊者数は’01年で約1000人だったが、’06年に1万人を、’15年には10万人を突破。’17年は14万2857人で、宿泊延べ数は43万3685人にものぼる。

国・地域別では、オーストラリアと香港がトップ2で、近年はシンガポール、中国、タイからの観光客が増加。人口約1万5000人の倶知安町に、年間14万人超の外国人観光客が訪れているのであれば、かつてのイメージが一変するのも頷ける。

そんな今のリアルなニセコをより体感できるのがレストランやバー。世界各国から訪れる観光客も納得の店が急増している。夜もアツいひと時を過ごせること請け合いだ。

いま、注目すべき4店を紹介していく。

1.ミシュラン3つ星出身のシェフが魅せるモダンジャパニーズ『acorn』

ニセコの温もりを表現したという店内に一歩入ると、ロングテーブル、そして中央に鎮座し備長炭が燃える囲炉裏が目を引く。設計は、ロンハーマンなどの店舗を手がけたデザイナー吉田幹氏によるもの。

そこで提供されるのは、スペインの名店「エル・ブジ」出身で東京・代官山「81」オーナーシェフ永島健志氏のプロデュースによる、日本料理を再構築したモダンジャパニーズ。

劇場型の「81」とは異なり、「acorn」がイメージするのは"日本が世界に誇る旨味研究所"だという。囲炉裏を囲んで食事を楽しめば自然と会話もはずみ、じんわり心も温まる。

エイコーン
TEL:0136-55-6611
住所:北海道虻田郡倶知安町字山田170-175
営業時間:18:00~深夜
※冬期のみ営業


2.各国の洒落者が集うカフェ併設の最新鋭バー『TEMPORADA』

新鮮な北海道産食材を使った個性溢れるタパスが看板メニューのダイニングバー。ここではぜひ料理に合わせてワインとともに、ワイワイとにぎやかに楽しみたい。周囲の山々の緑が濃厚になる頃は、テラスに出て爽やかな風に吹かれながらバーベキューを楽しむこともできる。

また、併設するカフェも見逃せない。地元産の食材を用いたデリと店内のロースターで仕上げた香り高いコーヒーがかなりお薦め。

テンポラダ
TEL:0136-55-6886
住所:北海道虻田郡倶知安町字山田190-4
営業:15:00~24:00
休み:5/7~6/1


3.気鋭クリエイターが演出! 夜は熱狂的なフィーバー『魂』

夜の帳とばりが下り、ひらふ地区をそぞろ歩いていると、思わず身体が動きだすリズムと、灯りに引き寄せられるように人々が集まり、熱気で窓が曇る店を発見。ここ「魂」の扉を開けた先は、店長さん曰く「エブリディがパーティのよう」だとか。

客の9 割が外国人で、オーストラリア、中国、ヨーロッパ……、国籍はさまざま。ここは本当に日本なのか。酒と料理を味わい、DJプレイに身を委ねれば忘れられない夜を楽しめる。

TAMASHI
TEL:0136-23-2222
住所:北海道虻田郡倶知安町字山田170-138
営業時間:12:00~翌2:00
休み:不定休


4.ミスニセコ2019も開催! 隠れ家的大人のラウンジ『Powder Room Niseko』

落ち着いたディナーから、最大250名規模のレセプションまでフレキシブルに対応可能な、世界のセレブ御用達のプレミアムエンタテインメントスポット「パウダールーム・ニセコ」。

ダイナミックな音響で盛り上がるフロアや、2 階奥にあるVIPラウンジで、シャンパンとキャビア、ウイスキーとシガーを嗜む。あなたの知らないまたひと味違ったニセコの夜の世界へいざなう、文字どおり隠れ家的なラウンジだ。

パウダールーム・ニセコ
TEL:0136-55-7066
住所:北海道虻田郡倶知安町字山田163-145
営業時間:7:00~翌2:00
休み:不定休


Text=岩村真人 Photograph=池田直俊