【極上リゾート】バリでヴィラに泊まるのではなく、バリでヴィラを持つという選択

南国のリゾート地、バリ。ここではプール付きの一軒家ヴィラが、とりわけアコモデーションとして人気だ。ところでバリで「ヴィラに宿泊する」のではなく、「ヴィラを所有する」という選択肢があることを知っているか?


バリの不動産最新事情

「ヴィラを所有する」欧米人は結構いたが、最近は日本人にもヴィラの所有者、持ちたいという人が増加。年に数回は自分で利用して、自由気ままな時間を過ごしつつ、それ以外の時期は、いわゆる貸し別荘として運用する――というヴィラの活用法が話題となっている。

そこで今回、バリ島で40棟以上のヴィラ管理を行い、ヴィラの建築・宿泊事業などを展開するASA PROPERTY代表の島本良乍氏にインタビュー。利回り10%を超える物件もあるという、そんなバリ島のヴィラ経営の状況と、不動産の最新事情について聞いた。

もともと日本で不動産業を営んでいた島本氏。バリ島で事業をはじめたのは、東日本大震災の少し後だったという。

「まだアベノミクスも始まる前で、日本の不動産業界も停滞していた時期でした。その頃にはじめてバリ島を訪れて、ヴィラの存在もそのときに知りました。プールも付いた豪華な建物で、価格は3000万円程度。率直に『これは自分も住んでみたいな』と思いましたし、現地で話を聞くと、宿泊の需要もかなり大きいと分かった。そこで手応えを感じ、日本の仲間と一緒に事業をはじめました」

なお、島本氏がバリ島で不動産事業をはじめる前には、日本のバブルの時期のような土地の値上がりがあったそうだ。

「バリ島では2000年代に爆弾テロ事件があり、多くの物件が投げ売りされ、一時は観光客も減ったそうです。しかし、観光客がしだいに戻ってくると、レンタル・ヴィラの需要も拡大。ジュリア・ロバーツ主演のアメリカ映画『食べて、祈って、恋をして』(2010年公開)で、バリ島のウブドが舞台になった後は、ライスフィールド、まぁ、田んぼですが、この中にもヴィラが次々と建っていきました。土地の値段は20倍ほどになった場所もあるそうです」

現在、観光地としてのバリ島の人気は相変わらず高い。世界最大規模の旅行口コミサイト『トリップアドバイザー』の「世界の人気観光地ランキング2017」でもバリ島は1位。そのため、旅行者向けにヴィラを短期レンタルに出して運用すると、10%以上の利回りになることも多いという。

「バリ島では不動産のマーケットが日本のように成熟していませんし、不動産業者同士で物件を共有するシステムも整っていない。お金に困った人が『早くお金を作りたい』と物件を安値で売りに出すこともあるので、その情報を早くつかめれば、掘り出し物の物件に出合えます。利回り20%を超える物件は必ず出てきますし、ごく稀に利回り50%という物件もあります」

そしてバリ島の魅力は、投資先としての条件の良さだけではない。自分がゆったり休暇を過ごすにも最適な場所であるということだ。

「アジアには他にも不動産の投資・運用に適した地域はあるでしょう。しかし、『レンタルで運用しつつ、自分もときどき遊びに行く』という使い方をするなら、やはり観光地としても世界一のバリ島が一番なのではないでしょうか。実際にヴィラを購入された方には、そのような使い方をしている人が圧倒的に多いです。バリが好きだから、バリにヴィラを持ちたい。これって当然ですよね」

近年はハワイでもホテルを区分所有し、自分でも利用しつつレンタルで運用する……という人が増えているそうだが、「ハワイでは利回りは大きくても1~2%程度」とのことだ。

「ハワイは高層ビルが次々と建っていますが、バリ島では『椰子の木より高い建物は認められない』という言葉があるように、建築物には高さ15mの制限がある。海からも一定の距離をおかないと物件は建てられないので、南国の島ならではののどかな雰囲気が残っているんです」

では、ヴィラを購入してレンタルで運用したい人には、どのような物件がオススメなのだろうか。

【ASA PROPERTYが手がけるヴィラ物件】

「しっかり収益を上げたい方の場合は、観光客が集まる人気エリアの物件がよいでしょう。具体的な場所としては、スミニャックやウブド、また近年人気の出てきているチャングーあたりでしょうか。海に近く、オーシャンビューのあるヴィラはやはり人気が高いです。一方で山のほうのエリアでも、渓谷が見える場所は人気です。また、日本人には理解しづらいかもしれませんが、田んぼが見える“ライスフィールドビュー”の物件も人気があります」

ヴィラに泊まる人の多くは、オーストラリアやヨーロッパからの観光客。彼らにはアジアならではののどかな田園風景が、日本人以上に新鮮で魅力的に映るのだろう。

なお、日本とは不動産売買の商習慣でも異なる部分が多いそうだ。

「日本では不動産会社の人が契約書を作ってくれますが、バリ島では『ノタリス』という立場の人が契約書を作り、契約を執り行います。ノリタスは、日本では公証人役場の公証人にあたり、その人に司法書士の権限を与えられている……と説明するとイメージしやすいでしょうか。また日本では手付金を支払うときに契約しますが、バリ島では全額支払うときに契約をします」

売り主・買い主ともに日本人の場合でも、契約書はインドネシア語。契約を取り仕切るノリタスもインドネシア人なので、日本人だけでは売買がうまく進まないことが多いそうだ。

「我々の会社を通してヴィラを購入する場合は、長く付き合いのあるノリタスが間に立ってくれるので、スムーズに契約を行えます。また購入者ご本人がバリ島に来られない場合も、委任契約をして代理人が契約を行うことが可能です。また、我々の会社では、日本の商習慣に合わせて手付金の時点で仮契約をする形もとっています」

利回りの大きさが魅力的な一方で、日本での不動産の運用とは勝手の違う部分も多いバリ島。ヴィラの運用に興味を持った人は、まず自分でバリを訪れて、実際にヴィラに泊まってみて、現地で島本氏のような不動産業者に話を聞いてみるのもいいだろう。

「5人ほどの家族で訪れる場合、ホテルで2部屋をとるよりも、ヴィラを1棟借りたほうが一人頭の費用は安くなることが多いです。プールはもちろん、庭もキッチンもあるので、ホテルのスイートルーム以上の仕様が揃っています。欧米に比べて、日本人で一軒家のヴィラに泊まる人はまだまだ少ないのが正直なところですが、積極的に利用してみてほしいですね」

レンタルでの運用についても、「実際に自分で所有してまわしてみないと分からないことも多い」とのこと。

「人気のエリアでそれなりのスペックがあるヴィラだと、購入金額は3000万円程度からになります。一方でレンタルの収益よりも、価格の安さや、自分で泊まることをメインに考えるなら、少し海から離れたエリアには格安のヴィラもあります。無理のない範囲から運用も始めてみてはいかがでしょうか」


Ryosaku Shimamoto
バリ島現地法人 ASA PROPERTY代表。バリ島にてホテル開発、不動産開発・仲介、ヴィラ建築、宿泊事業などの事業を展開し、現在40棟以上のヴィラ管理を行っている。日本で不動産業を経験の後、2011年の東日本大震災を機に海外への事業展開を決意。バリ島にて不動産業を開始した。不動産業との関わりは35年に及ぶ。

バリでの問い合わせ 
Asa Property https://www.asa-property-jp.com/

日本での問い合わせ 
カメハメハ倶楽部 TEL:03-5411-6181 
https://kamehameha.jp

予約 
https://ja.airbnb.com/rooms/20487050 https://www.booking.com/hotel/id/villa-matha-ubud-renewal.ja.html


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