豪華絢爛! アジア一のホテルと評判のベトナム「ザ・レヴェリー・サイゴン」とは?

世界中にホテルは数あれど、こんなホテル見たことがない! と誰もが口にするであろうアーバン・リゾートホテル「ザ・レヴェリー・サイゴン」。2017年、コンデナスト・トラベラー誌の読者が選ぶ世界のベストホテル50において、世界第4位の座を獲得した。ベトナムはもちろん、アジア地域においてもNo.1に。ベトナムをアジアNo.1に押し上げた、そのホテルの秘密に迫るべく実際に行ってきた。


もはや美術館! 至宝のアートにどっぷり浸る

2015年に誕生した「ザ・レヴェリー サイゴン」は、164mのタイムズ・スクエア・ビルディングの中層から高層階に位置する。目抜き通りであるドンコイ通りとグエンフエ通りに面した、ホーチミンの一等地だ。

空港にはメルセデス・ベンツが出迎えてくれ、混雑とはまったく無縁で優雅にチェックイン。エントランスロビーに一歩足を踏み入れた瞬間から、見たこともない別世界が目の前に広がった。

イタリアの高級家具ブランド、コロンボスティールが手掛けたバロック×ロココ調の5mにも及ぶ特注ソファ「エスメラルダ」(世界で2つのみで約3,000万円! ひとつは故マイケル・ジャクソンが所有していた)や、老舗ブランド、バルディによる特注のモニュメンタルクロック「ザ・サイゴン・タイムズ・スクエア・クロック」(その重さ約1トン!)、クリスタルとスチール製のLEDシャンデリア「アラベスク・エッグ」、そして、ヴェネツィアン・モザイクの著名ブランド、シチスの職人によって精緻な装飾が施した総大理石の壁などなど、贅を極めたイタリアのインテリアがホテルに一堂に会していた。まさに、このホテル自体が至宝という言葉にふさわしい。

その規格外のデザインやスケールの大きさに面食らったのも束の間、その微に入り細に入り施されたこだわりを目の前にすると、“本物であること”の力に惹きつけられる。

そもそも、なぜここベトナムにこの夢のようなホテルが誕生したのか? それは、タイムズ・スクエア・ビルディングのオーナー一族が、ベトナムを発展させるために「世界レベルのホテルをつくる」という高い志があったからこそ。オーナーがイタリアのクラフツマンシップに感銘を受けた影響があり、6年の歳月をかけて、名だたるイタリアブランドへと交渉に交渉を重ね、説得し、そして、莫大な資金を投入するという計り知れない情熱があってこそ実現できたものだった。

最高級のイタリアブランドの世界観を体感できる客室

サイゴン川を望む、ダイナミックな景色が楽しめる客室は全224室。デラックスルームからレヴェリースイートまで全12カテゴリーに分かれ、各スイートルームには、ダイコロンボスティール、バルディ、ジョルジェッティ、ビジオネア、B&Bイタリアなどイタリアの高級家具メーカーが各々採用され、その世界観を思う存分堪能できる。

もちろん、スイートルームでなくとも、パブリックスペースに数多くの調度品やインテリアが配され、見て回るだけでも相当に貴重だ。また、リーズナブルな価格で、サイゴン川を望む絶景を楽しめる部屋も多くある。どの部屋に泊まるにせよ、何度宿泊しても違う楽しみ方ができる、そんな稀有な体験が待っている。

ホーチミン随一と謳われるレストランで舌鼓

ホテル内には5つのダイニング&カフェがあるが、お薦めはイタリア料理店「ロミオ&ジュリエット」、香港有名シェフが腕をふるう高級広東料理店「ザ・ロイヤル・パビリオン」、そしてフレンチのオールデイダイニング「カフェ・カーディナル」だ。

イタリアンと広東料理は、いずれも食通の間で、ホーチミン随一と謳われているレストランであり、食事のクオリティはさることながら、内装やお皿ひとつに至るまでこだわりにこだわり尽くしている。まさに五感で味わえるレストランだ。

また、2フロア分の吹き抜けとなっていて開放感抜群の「カフェ・カーディナル」は朝食会場でもある。大きな窓から差し込む朝の光を感じながら、宿泊者にはブッフェとアラカルトの両方が用意される。朝からシャンパンも飲み放題! 名物のブンボーフエを食した後、ベトナムコーヒーで締めくくるのもいい。

2フロア1200㎡もの広さを誇る「レヴェリー・スパ」

ここに宿泊したら、受けずして帰れないのがスパトリートメントだ。美しい曲線を描いた階段を下り、施術室へと向かうアプローチが美しく、施術への期待感も最高潮に達する。

10室のプライベートルームと、スチームルーム&サウナ、さらにヘアサロンを完備するうえにメニューも豊富。シグネチャートリートメントは、ベトナム式、タイ式といったアジアの美容法やアロマテラピーやスウェーディッシュ・ホットストーンなどの西洋式のものまで揃える。その他フェイシャルやボディスクラブなど、メニューは数十種類にも及ぶ充実ぶり。

実際にシグネチャーメニュー「Five Element」を体験した。自然界に存在する5つの要素(地球、水、火、空気、そして体に流れるエーテル)を調和するという、ヒーリングセラピーの一種だ。ホテルのコンセプト同様、超一流を目指す想いは、セラピストの技術力の高さにも表れていた。心身ともに、究極の癒しを得られるだろう。

「ザ・レヴェリー・サイゴン」はヨーロピアン・ラグジュアリーを押し出しつつも、アジアらしさやベトナムらしさ、そして実は風水の考え方も随所に取り入れている。ホテルのシンボルともいえる、7階ロビーの時計「ザ・サイゴン・スクエア・タイムズ・クロック」には、風水で健康、財産、調和をもたらすと言われる緑の化粧板を取り入れている。この他、内観に使用している、中国で幸福と幸運をもたらす赤色や金色、ベトナムで裕福と幸福を知らせるクジャクもそうだ。

ここに来るだけで非日常を味わえるのみならず、よい気を浴びて、エネルギーチャージができる。そんな旅の醍醐味を一挙に凝縮したホテルが「ザ・レヴェリー・サイゴン」。ホーチミンに訪れたら、つぎはどのインテリアブランドがコラボレーションした部屋に泊まろうか。そんな嬉しい悩みができた旅となる。


The Reverie Saigon(ザ・レヴェリー サイゴン)
住所:Times Square Building 22-36, Nguyen Hue Boulevard & 57-69F Dong Khoi Street, District 1, Ho Chi Minh City
TEL:028-3823-6688 
www.thereveriesaigon.com/
日本での問い合わせ先はリーディング・ホテルズ・オブ・ザ・ワールドTEL:0120・086・230


Text=谷内田美香(WEBゲーテ編集部) Photograph=Hiro Matsui