【橋下 徹】不可能を可能にする最強交渉術の極意とは? 〜ビジネスに効く本〜

ヴィエリス代表取締役であり、大の読書家である佐伯真唯子が選書。ビジネスパーソンに薦めたい本とは。

『交渉力 〜結果が変わる伝え方・考え方〜』橋下 徹 著 

勝負事だと思われがちな「交渉」ですが、大事なのは駆け引きなどではなく相手を気遣うことだと、百戦錬磨の弁護士であり政治家だった橋下 徹さんはいいます。

大阪府知事や大阪市長など、行政のトップとして仕事をしていた橋下さん。人を動かし、目的を達成していくうえで身につけた交渉の原理原則。それは、たとえ互いの主張が相容れずに交渉が決裂したとしても、最後は握手をして終わらせるというもの。私たちが同じ社会で暮らしている限り、交渉相手とその後もどこかでつながるかもしれない。だから、人間関係を壊すことだけは絶対に避けるべきなのだと。以前、取引先に無理難題を押しつけてしまい、交渉が決裂した痛い過去を持つ私。本書を読んで非常に納得したのと同時に、それまできちんと考えたことのなかった「交渉」について深く学ぶことができました。

特に印象に残ったのは、「10個要望があれば、優先順位をつけて3つに絞る。残りの7つは譲歩のカードとして使う」という部分。先述した交渉の時は、10個の要望全部を通そうとしていたと反省……。過去の自分にこの本を読ませたい! と強く思ったのでした。

『交渉力 〜結果が変わる伝え方・考え方〜』
橋下 徹 PHP新書 ¥900
38歳で大阪府知事、42歳で大阪市長となり、百戦錬磨の年上の部下たちをまとめ上げ、大阪の改革を断行した著者。 その「実行力」の裏側にあったのは、弁護士時代から培われた、たぐいまれなる「交渉力」だった。数々の修羅場をくぐりぬけてきた著者の超・実践的交渉術。  


選者=佐伯真唯子/ヴィエリス代表取締役
全身脱毛サロン「メンズキレイモ」等を70店舗以上展開。1600人の従業員とともに、SDGsの実現にも積極的に取り組む。移動時間はすべて読書に費やす読書家。