世界一のラウンジと評判! キャセイパシフィック航空のおいしい利用術とは?

航空会社格付けを行う英国スカイトラックス社における「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を最多となる通算4回受賞。さらに、安全を最優先に取り組み、2018年には航空会社・航空機の評価サイトエアライン・レーティングスにおいて、世界でもっとも安全な航空会社20社に選ばれ、サービス・機能すべておいてお墨付き。つまりは、ジェットセッターにとって、アジアのハブ空港、香港国際空港を拠点とするキャセイパシフィックは、移動を極上のリトリートにする場であり、美食の宝庫なのだ。名実ともに、ジェットセッターが惚れ込む魅力溢れる、その全貌を一挙大公開!

これを食べるだけでも旅の価値がある!? 担担麺、点心、アジア料理の美食旅

出来立て熱々の濃厚なゴマだれスープが麺に絡みつき、癖になる味わいの担坦麺。ポーションもちょうどよく、小腹を満たしてくれる。

今回、編集部ではモルディブ随一のリゾート、フヴァフェン・フシへの旅でキャセイパシフィックのビジネスクラスを利用した。羽田空港から香港国際空港を経由して、マレ空港への道中は、まさに旅が二度、三度美味しい体験を得られる旅となった。

その美食旅は羽田空港国際線ターミナルにある「キャセイパシフィック・ラウンジ」からスタート。日系以外の航空会社としては唯一の自社ラウンジであり、実はラウンジとしてはターミナルの最も高い場所に位置し眺望も素晴らしい、知る人ぞ知る穴場。しかも飲食サービスはホテルオークラのグループ会社が担当しているのだ。

お目当てのキャセイパシフィック・ラウンジ名物「ザ・ヌードル・バー」では、「担担麺」「ワンタン麺」や和朝食、フレンチトーストまでいただける。外してはならないのが、特製「担担麺」だ。オーダーしてから作ってくれるので、熱々をいただけるのも特徴で、モチモチ麺が、担担麺の濃厚なスープに絡み、まさに絶品! ラウンジ通にもなると、香港と羽田にあるそれぞれのキャセイパシフィック・ラウンジの味の違いを楽しむこともあるのだとか。

名物「ザ・ヌードル・バー」。ホテルオークラ特製のフレンチトーストもいただける。

そして、美食を際立たせるのが、ロンドンのスタジオイルゼ(studioilse)が造る空間。990㎡のラウンジは、3面窓の開放的な空間で、この「ザ・ヌードル・バー」に隣接するダイニングスペース、真鍮のカウンターが印象的なバー、オットマンがあるシーティングエリア、アペタイザーなどを提供するフード・バーが備わる。上質な家具や照明が形づくる空間は、旅を控える時間をゆったりと過ごせる一役を担ってくれるはずだ。

癖になるラウンジの極上利用術! 世界最強ファーストクラス編

そして、羽田から約4時間。本拠地、香港国際空港には、なんとキャセイパシフィックの5つのビジネスクラスラウンジと2つのファーストクラスラウンジがある。

ホテルさながらの「ザ・カバナ」。バスタブにお湯をためて、旅の疲れを癒やし、デイベッドで寛げる。ラウンジに到着したらまずは予約を。

一度は訪れて欲しいのが「ザ・ウィング」ファーストクラスラウンジ(アクセス:出国検査場を出てすぐ左の1~4番ゲート付近、営:5:30~00:30まで、席:167、総面積1,697㎡)。空港の通路上に位置し、眺めが抜群のラウンジ、レストラン「ザ・ヘイブン」やシャンパン・バーは格別。この日、シャンパンはペリエ・ジュエ、ルイ・レデール、モエ・シャンドンのロゼの3種が用意されていた。このラウンジで特筆すべきは、シャワー室、バスタブ、デイベッドを備え、ファーストクラスのサービスが堪能できる5つの「ザ・カバナ」。出発前、ラグジュアリーホテルさながらの至れり尽くせりのプライベート空間で、バスローブを着て、ゆったりとした時間を過ごすことができる。シャワースイートでは、アイロンサービスもあるのだとか。

逆に、「ザ・ピア」ファーストクラスラウンジは空港の通路下に位置し、その存在感は秘密基地のごとき、超ラグジュアリーな異空間。スタジオイルゼ(studioilse)が手がけ、内装・インテリア・色合いすべてが洗練されていながらも、温かな上質さを随所に感じられる造りに。

映画に登場するような洗練された造りの円形バーカウンターが特徴的。

ここでは、8室のみの「デイ・スイート」を活用したい。半個室のデイベッドからは飛行機の離発着を見られ、なんと無料のフットマッサージやフェイスマッサージのサービスも受けられるのだ。そして、お楽しみはやはり、ダイニングルーム。アラカルト方式でコース料理仕立てにすることもできるのはもちろん、人気のヌードルや絶品バーガーなどの単品料理も選ぶことができる。

癖になるラウンジの極上利用術! 世界最強ビジネスクラス編

今年新設されたばかりの「ザ・デッキ」をはじめ、「ザ・ピア」「ザ・ブリッジ」「ザ・ウイング」など5つのビジネスクラスラウンジもバリエーション豊か。どの搭乗ゲートからも近くにあるので利便性が高く、さすがお膝元である香港国際空港の充実度は、半端ないのである。

2018年3月に新設されたばかりの「ザ・デッキ」(アクセス/16番ゲート付近、営/5:30~最終便、席数/180、総面積823㎡)には、「ザ・ヌードル・バー」やシャワースイートが。バルコニー部分の「ザ・テラス」からは、航空機が行き交う滑走路など、空港のパノラマビューを楽しめる。

「ザ・デッキ」の吹き抜けの「ザ・テラス」からは航空機が行き交うビューが望め、一歩中に入れば、落ち着いたリビングルームのごとき居心地の良さがある。

最も広く、キャセイパシフィックの世界観を体現している「ザ・ピア」ビジネスクラスラウンジ(アクセス/65番ゲート付近、営業時間/5:30~00:30、席数/550、総面積:3,306㎡)もまた、スタジオイルゼ(studioilse)が手がけ、自然素材を多用することで温かさと上質さを演出した、心落ち着く空間に。「ザ・ヌードル・バー」はもちろん、香港ならではの専門家が淹れるお茶を楽しめる「ティー・ハウス」、シャワースイート、横になれるリラクゼーションルーム、iMacやプリンターを完備したビジネススペースを備える。一日をここで過ごしたい! と思うほどに心地よい。

またファーストクラスラウンジと隣接し、空港の通路上ゆえ、眺望も折り紙つきの「ザ・ウイング」ビジネスクラスラウンジ(アクセス/3番ゲート付近、営業時間/5:30~00:30、席数/467、総面積/2,937㎡)は、なんといっても自然光が気持ちいい。シンボルともいえる「ザ・ロング・バー」は全長23mの白大理石のバーカウンターで、眼下に滑走路を眺められる。もちろん、「ザ・ヌードル・バー」、シャワールーム、プリンターも完備する。

そして、焼きたてのパンとピザが食べられると評判の「ザ・ベ-カリー」を備える「ザ・ブリッジ」(アクセス/35番ゲート付近、営業時間/5:30~00:30、席数/364、総面積/2,567㎡)は、ターミナル内の連結シャトルの乗車口が近くに位置し、使い勝手もよい。シャワールームも完備。

最後に、香港への入国手続きをした後に利用できる「ザ・アライバル」だ。コンパクトながら、電話、プリンター、レインシャワーを備え、仕事を済ませてさっぱりして出発することができる。

長距離路線用ビジネスクラスのシートは空の上のリビング

ジェットセッターがキャセイパシフィックを利用すべき、もうひとつの大きなポイントは、長距離路線用ビジネスクラスのシートとサービスにある。

「エアバスA350-900型機」には、業界最大級を誇る全長191cmフルフラットベッドが備わり、1-2-1の座席配列により、どの席からも直接通路側に出られノンストレス! 人間工学に基づいて設計され、シェル型座席を採用しているため、個室感覚が際立ち、リクライニングやフルフラットにしても後方を気にすることはいっさいなく、食事中も隣の人と顔を合わせることもない。移動中の疲労を最小限にとどめられる仕様は、ありがたい。

フルフラットシートの中でも、座席を斜め向きに配置させた「ヘリンボーン」スタイルは、すべてのシートが通路に面していて独自性を保つ。大きな食事用テーブルで仕事や食事も快適にできる。さらに、パソコン用の電源とUSBポートも設置しているので便利だ。

そして、お楽しみの機内食はウェルカムドリンクでスタート。食器には、シンプルなデザインながらも、ぬくもりを感じさせる日本ブランド「ナルミ」の白磁器を採用し、前菜・メイン・チーズ・デザートとフルコース。メインは和洋中の3種類からセレクトできる。やはり本場ともいうべき、中華のシグネチャーディッシュは外せない。往復のいずれかでいただきたい。さらにスリランカカレーなどのアジア料理も本格的でぜひ食すべきだ。

また、メインの後に供される、チーズやフルーツも客室乗務員が丁寧にひとりずつ、その場で盛り合わせてくれる徹底したサービスぶり。さらに、ファーストクラスとビジネスクラスのためにイタリアンコーヒーilly(イリー)と独自開発して、淹れたてコーヒーやエスプレッソなどを味わうこともできる。エコノミークラスでもハーゲンダッツのアイスクリームをいただけるのもキャセイならではだ。(朝食が提供される便を除く)

まさに、至れり尽くせりで、日本人にとっても最上級のおもてなしを感じられるキャセイパシフィックは、定宿のごとく“また戻ってきたくなる場所”となること請け合いだ。旅の道中のテンションを上げてくれ、移動さえも旅の楽しみにしてくれる、そんなエアラインを選び、利用しつくしたい。

※ラウンジ利用資格
香港国際空港のファーストクラスラウンジは、ファーストクラスを利用のお客様のほか、ザ・マルコポーロクラブ会員の一部のお客様、およびワンワールドのフリークエント・フライヤーの一部のお客様も利用可能。その他、ビジネスクラスラウンジは、ファーストクラス、ビジネスクラスをご利用のお客様のほか、ザ・マルコポーロクラブ会員の一部のお客様、およびワンワールドのフリークエント・フライヤーの一部のお客様が利用可能。詳細はウェブサイトを参照ください。


問い合わせ
http://www.cathaypacific.co.jp  
※キャセイパシフィックの予約はウェブサイトにて。航空券とお好きなホテルを自由に組み合わせることができる「フライト+ホテル」(ダイナミックパッケージ)は、ウェブサイトをこまめにチェックすればお得な旅行になることも(旅行企画・実施はキャセイホリデージャパン)。

Text=谷内田美香(ゲーテWEB編集部)