俳優 武田真治が紳士的に乗りこなす重厚な造形を持つアメ車


俳優・サックスプレーヤー 武田真治/ ダッジ チャレンジャー モパー10

胸筋をつけるように、アメ車は男の深さを表す

 環境への配慮が叫ばれる時代にアメ車はいかがなものか、と僕も思います」と苦笑する武田真治さん。でも、理詰めな自分が唯一、理屈抜きで趣味を通すのがクルマだと語る。

 「それに、クルマには持ち主とのカップリングにより醸される世界観のようなものがあると思うんです。役者として、ミュージシャンとして、ひとりの男の子として、僕なりにカッコいいと感じる世界観に、このクルマはピタリとハマった」

 アメ車への思い入れは深い。

 「子供の頃、オヤジと一緒に観たスティーブ・マックイーンの映画にでてくるようなアメ車が、カッコいい男のクルマの原体験。あとは『マッドマックス』! 造形が派手で、ボンネットからエンジンが飛び出ているような力強いクルマに憧れましたね」

 メリハリの利いたボディデザインに強力なエンジン─愛車は、美麗な佇まいの下に鍛え上げた筋肉を隠し持つ、武田さんの肉体のような存在感を放つ。

 「僕が身体を鍛えているのは、懐の深さや自分自身の性能を磨きたいからであって、力を誇示したいからではない。アメ車も同じ。強さや速さ、重厚な造形を持つクルマを、あくまで紳士的に乗りこなすのが、粋な男の嗜みなんじゃないかな」

映画『マッドマックス』に登場する特殊警察M.F.P.のエンブレムが側面に。
世界限定500台の同車モパー10のなかでもラインがグレーなのは50台のみ。
死ぬまでに乗りたいクルマ
●ジープ・ラングラー
●バットモービル 
●フォードGT
「年に1度くらい東京で大雪が降るとジープが欲しくなります。バットマンのクルマは男の子の夢ですよね。フォードGTはスタイリングが派手でいい」
Shinji Takeda
1972年生まれ。90年俳優デビュー。自身のトレーニング経験などをまとめた著書『優雅な肉体が最高の復讐である。』が発売中。

Text=漆原直行 Photograph=HIRO KIMURA(W) Styling=伊藤伸哉 Hair & Make-Up=酒井啓介

*本記事の内容は14年10月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)