果たして日本にデザインミュージアムは実現するのか?

2012年、デザイナーの三宅一生氏と美術史家で東京大学名誉教授の青柳正規氏が提唱した「日本にデザインミュージアムをつくろう」。最近、そのムードが醸成されつつあるという。本当に実現するのか?


世界に類のないデザインミュージアムをみんなでつくる

1989年、ロンドン・テムズ川沿いタワーブリッジ近くに、倉庫を改修した建物の「デザインミュージム」が開館(現在はケンジントンに移転)。20世紀以降のモダンデザインに特化し、プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、建築・都市計画などを扱った。そこは単にグッドデザインを見せるのが目的ではなく、デザイン教育の場であり、社会の中でデザインを捉え直し、活発な活動を行なうための場だ。

このロンドンの「デザインミュージアム」以外にも、デザインに関するミュージアムは「ヘルシンキ・デザインミュージアム」「クーパーヒューイット・スミソニアン・デザインミュージアム」「デザインミュージアム・デンマーク」「ヴィトラ・デザインミュージアム」「デザイン・ソサエティ」など世界中に多数ある。また、有名な「ポンピドゥー・センター」や「ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館」「ニューヨーク近代美術館」もデザイン関連の展示に力を入れている。

さて、日本はというと、デザインに特化したミュージアムが存在しないのが現状だ。そんななか2012年、デザイナーの三宅一生氏と美術史家で東京大学名誉教授の青柳正規氏が「日本にデザインミュージアムをつくろう」を提唱。その精神を引き継ぎ、2019年、一般社団法人Design-DESIGN MUSEUMが発足。世界に例のないデザインミュージアムを誕生させるべく活動を始めた。

そのキックオフ会議が、16日、虎ノ門ヒルズフォーラムで行われる。これまでの有志のクリエーターやキュレーターによる定期的に行われてきた会議が、今回は"公開"され、広く参加者の意見を求めるものになるという。

「デザインミュージアムは日本に必要か?」「世界に類のないデザインミュージアムとはどんなミュージアムなのか?」「そもそもデザインとは何なのか?」「こんなデザインミュージアムがほしい!」……。

ぜひ会議に参加して、みんなでデザインについて一緒に考えてみたい。

日時
11月16日(土)14:30〜19:00(13:30開場)

内容
14:30〜15:30 基調トーク「なぜデザインミュージアムが日本に必要か?」 佐藤卓(グラフィックデザイナー)×田根剛(建築家)
15:45〜16:30 ラウンドテーブルトーク1「デザインミュージアムは何をすべきか」 横山いくこ(香港M+ デザイン&建築 リード・キュレーター)×林保太(文化庁 文化経済・国際課 課長補佐)×田根剛(建築家)/ファシリテーター齋藤精一(クリエイティブディレクター)
16:30〜17:15 ラウンドテーブルトーク2「こんなデザインミュージアムをつくりたい〜参加者の声を聞きながら〜」 中村勇吾(インターフェースデザイナー)×色部義昭(グラフィックデザイナー)×矢島進二(公益財団法人日本デザイン振興会)/ファシリテーター:川村真司(クリエイティブディレクター)
17:30〜19:00 交流会(ホワイエにて)交流会(ホワイエにて)

会場
虎ノ門ヒルズフォーラム「ホールB」(東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー4階)

申し込み
https://peatix.com/event/1360444


Text=ゲーテWEB編集部