「新卒女性を抱こうとするクズ」にならず社内恋愛をする方法 ~独身のプロが語る恋愛術⑥

今年3月に発売されて話題を呼んでいる『ハッピーエンドを前提として』。「この世は頭のいい女、がまん強い女ほど幸せになりにくいように仕組まれている」という長い副題が示すように、女性向けに書かれた恋愛本だが、著者は男性。しかも独身・彼女無し。「自身も恋愛に苦労している男性著者による恋愛本」のため、男性が読んでも感心すること・勉強になることが非常に多い。 「ゲーテWEB」では、著者のウイさんへのロングインタビューを7回に分けて掲載。今回は社内恋愛をテーマに話を聞いた。 

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社内で恋愛をするならば、できるだけ関係の遠い人と

近年、減少が続いている職場結婚。婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェントが行った調査では、結婚した時期が1991~95年の人では職場結婚が35.4%と最多。その比率は徐々に減少し、2011~15年に結婚した人のあいだでは19.9%にまで落ち込んでいるという。

一方で、職場の同僚と恋愛関係に発展するケースが今もあるのは事実。最近は職場恋愛に関連してセクハラ、パワハラ等の問題が取りざたされることも多くなった。ウイさんは職場恋愛についてどのように考えているのか。

「僕個人は『職場恋愛は仕事に影響が出るのでしてはいけない』と強く意識しているタイプで、女性の多い職場に長く務めていましたが、社内恋愛の機会はなかったです。また、本当にいい上司は部下を抱こうとは思わないはずだし、特に新卒の女性を抱こうとする2、3年目の男は本当にクズだと思っています」

上司―部下という関係では、本人にはその意識はなくとも、恋愛の中に権力関係が発生してしまう。上司と部下がともに気持ちを抑えきれず恋愛をはじめることも、結果として幸せな結婚を遂げる場合もあるだろうが、上司の側はその点を常に注意することが大切だ。

「恋愛をするうえでアンフェアな関係ですからね。だから僕は上司と部下の恋愛は絶対にダメだと思います。一方で、上司でも部下でもなく、力関係もない同僚や取引先の人などが相手なら、僕は恋愛をしてもいいと思うし、付き合ったり別れたりして社内で噂になればいいと思います(笑)。会社や仕事の人間関係は、やはり貴重な出会いのソースだと思いますから」

気になっている相手をワザとエレベーターに挟む荒業も

では同僚をどのように誘えば良いのか。仕事で普段から接している相手なら、仕事帰りに「ちょっと飲んできましょうか」と誘ったり、「このプロジェクトが終わったら打ち上げしましょう」などと提案したりするのが定番だが……。

「そういったスマートな方法も当然アリですけど、もっと図々しくストレートに誘うのもいいと思います。同じ会社や同じビルでよく見かける人が気になっているなら、『よくお見かけするんですが、同じ○○○社の人ですか? 本当に突然で申し訳ないんですけど、よかったら連絡先を教えていただけませんか』と聞いてみるのもいいでしょうね。想定の範囲外からの誘いでドキッとしてもらえる可能性もありますし、それで結婚したら『〇〇さんの熱烈なアピールにより……』と結婚式で紹介されるようなエピソードになりますよね」

そうやって「名前や顔を知っている程度の仕事関係の人」にも声をかけられれば、恋愛のチャンスは広がる。また関係性が遠いぶん、社内恋愛でも仕事に及ぼす影響は小さくなるだろう。

なお『ハッピーエンドを前提として』では、「気になる相手とエレベーターに乗り合わせたら、わざと開閉ボタンを押し間違えて相手を挟む」「カッコいい人と目が合ったら思い切り手を振る→『なんですか?』と聞かれたら『ごめんなさい。今日コンタクトをしていなくて知り合いと間違いました』と答える」などの方法で、相手の連絡先をゲットした女性も紹介されていた。

「その人は本当にすごいんですよ(笑)。最近も同じビルで働く年下の男性を落としたんですが、『いまランチに行きたいお店があるんだけど、女1人だと入りづらいお店だから、よかったら一緒に来てもらえないですか?』と誘ったそうです。こういう誘い方は『策略的だ』とか『あざとい』とか言われますけど、僕はどんどん実践すべきだと思いますし、気になった相手はエレベーターに挟んでいくべきだと思います。最近のエレベーターは賢いので、うまく挟めないかもしれないですが(笑)」

あざとく、ミエミエな行動も恥を捨てて実践すべき

どんな手段を取るにせよ、最初に連絡先を聞き出したり、相手を誘ったりするときは、誰でも多少は強引で、好意がミエミエな手段をとってしまうもの。「プライドを捨てて、それを行動に移せるか否かでは天と地ほどの差がある」とウイさん。

「最初のきっかけさえ作れれば、そこから先の男と女はなるようになるんですよね。僕は30代になる頃に『プライドって本当に1円にもならないな』と気づいて、積極的に行動できるようになりましたが、何歳からでもそうした気持ちの切り替えはできるはず。年を重ねた人ほど『こんな誘い方ってちょっと幼稚じゃないかな』と思っちゃうんですけどね」

また、「『俺、手相がわかるから少し見せて』と言って手を触る」などの古典的かつミエミエすぎるテクニックも実践するのは恥ずかしいが、意外と効果がある場合も。

「そういう恋愛テクニックって、他人がやってるのを見たら『あざとっ!』って思いますけど、自分がやられたらドキッとするし、『めっちゃいいな……』ってなりますから。特に男は単純ですからね(笑)」

続く


ウイ
1982年山形県生まれ。36歳独身バツなし彼女なし。自称独身のプロ。自身の恋愛観や失敗談を綴ったブログ「ハッピーエンドを前提として」は2、3ヵ月に1度とろくに更新されないにもかかわらず月間100万PVを超える人気となる。初の著書『ハッピーエンドを前提として この世は頭のいい女、がまん強い女ほど幸せになりにくいように仕組まれている』(KADOKAWA)が好評発売中。7月1日には「おせっかいな店長がいるけど気軽に入れる近所の喫茶店」というコンセプトのオンラインサロン「喫茶 クリームソーダ」を立ち上げた。
Twitterは@ui0723。


Text=古澤誠一郎