ラグジュアリーかつ堅牢! PRADAナイロンの魅力とは?【ファッションバイヤーMB】

発行する有料メルマガは個人配信者として日本一の規模を誇り、出版する書籍は累計100万部を突破するカリスマファッションアドバイザーMB。彼にビジネスパーソンのための、 いま投資すべきファッションアイテムやテクニックをシリーズで教えてもらう。  


「PRADA」

プラダ、名前は知っているけど買ったことはない。

レディスのイメージしかない。

そんな風に思ってる人は案外多いでしょう。しかし是非手にとってみてほしい。これほど実用的なハイブランドもないと個人的には思っております。

イタリアを代表するブランドであるプラダ。かつては王室御用達の皮革製品ブランドであったプラダですが、時代が進むごとに競合に屈し停滞状態へ。そんなプラダを救ったのがプラダ3代目となるミウッチャ・プラダ。彼女が行った革新的な提案のひとつにナイロン素材をラグジュアリーの世界に押し上げたことがあります。

本来ヨーロッパのハイブランドが扱うバッグはレザー製品が当たり前。ラグジュアリー=レザーである時代は長く続いており、それは慣習どころか常識とまでなっていました。しかしミウッチャは工業用ナイロンである「ポコノ」という素材に着目し、ラグジュアリーブランドがまるでスポーツブランドのようにナイロンを使ってバッグを提案したのです。

当時は大きな反発がありましたが、ファッションモデルなどがこぞって使い出し、ポコノは結果的に世界中で広がりを見せ、停滞していたプラダを救ったのです。

ポコノの大きな特徴は、単なるナイロンでないところ。まるでシルクの様なツヤ感を持ち、遠目には極上のレザーのようにも見える高密度繊維。「ナイロン=安物素材」「ナイロン=スポーツ素材」のイメージを完全に払拭したのがプラダの偉業。今では当たり前のようにナイロンバッグはハイブランドで提案されていますが、その元祖はプラダにあったのです。

個人的にもこの”プラダナイロン”は大のお気に入り。何よりレザーのように手入れが必要なく、雨が降ろうと雪にあたろうとダメージを気にしなくていい耐久性の高さと適応力が良い。そのくせ重厚なツヤがありラグジュアリーな印象がきちんとある。長々と座って会議をするよりも、アクティブに動くことが求められる現代だからこそこうした「ラグジュアリーナイロン」は再評価すべきではないでしょうか。

おすすめはいくつもありますが、買いやすいのはキャップやショルダーバッグなど。カジュアルなアクティブウェアであるこれらですが、実は着用してみると驚くほど高級感があります。プラダのアイコンである三角プレートはもちろんですが、それ以上に素材の美しさが強く、ナイロンでもどこから見ても安っぽいとは思わせません。

Tシャツにキャップ、ブーツ、ウエストバッグなどのアクティブなスタイルでも、きちんとラグジュアリー性を感じさせてくれて、かつレザーやウールのように繊細でなく堅牢。値段もそれらと比べれば比較的手が出しやすい(といっても高いは高いですが...)。

プラダではコート類、ジャケット類、パンツ類などあらゆるカテゴリーでこれらのナイロン素材は応用されています。ステータス制を求めてルイ・ヴィトンのモノグラムを選ぶのも悪くはありませんが、時に実用性と堅牢性、そしてラグジュアリー性を全て持ち合わせたプラダを選ぶのも「通」ではないでしょうか。ぜひ物色してみてください。


MB

ファッションバイヤー/ファッションアドバイザー/ファッションブロガー/作家。誰もが理解できる「オシャレの教科書」KnowerMagを運営。ブログ「最も早くオシャレになる方法KnowerMag」を運営。発行する有料メルマガは個人配信者としては日本一の規模を誇る(配信メディアまぐまぐにて)。書籍『最速でおしゃれに見せる方法』、漫画『服を着るならこんなふうに』など多数。関連書籍累計100万部突破。