古閑美保の常時100切りレッスン ~アイアン編④ フォローの意識~

常にスコア100をオーバーしないように! ツアー通算12勝を誇り、2008年賞金女王に輝いた、 あの古閑美保プロに聞いてきた。ツアープロとしての豊富な経験に加えて、 引退したからこそ見えてきたアマチュアが上達しない原因を、 シチュエーション別に披露。 "コガミホ流"を会得し、常に100は叩かないようにしたい。アイアン編第4回!


できるだけ長くフェースに乗せておきたい

スイングの中で古閑美保先生が最も大切にしているのがインパクト以降のフォローの長さ。自分の中での限界まで真っ直ぐヘッドを動かすことがポイントになる!

編集部 フォローを長くするとはどういうことですか?

古閑 ドライバーの時にも話しましたが、できるだけ長く、真っ直ぐヘッドを出していくことを意識しています。極端に言えば、スイングの中で大事にしているのはインパクト以降の動きだけ。結局、フェースにボールがくっつく時間が長くなると、インパクトで操作ができるようになる。感覚的なことなので説明が難しいですが、スイング中に「あ!」と思うことがあるじゃないですか。そういう時に少し微修正ができる。溜めができて、フェースにボールが長く乗っているとそれが可能なんです。

編集部 それってアマチュアも習得できますか?

古閑 もちろん! ただ、インパクトの微修正という感覚的な部分は練習量が必要です。手と身体が遠くなるからインパクトゾーンが長くならない。上手い人は絶対に手が身体の近くを通ります。これは世界共通。だから縦に振ることが大事なんです。

編集部 クラブの長さによって「ここからは縦振りにする」という境目はありますか?

古閑 私の場合は6番アイアンくらいからは横振りにしようかなと思います。それより短い番手は縦振りです。自分の中でイメージを変える境目のクラブというのを決めておく必要はありますね。


フェースに長くボールが乗ると、最後に微調整できる

フォローが長くなるとインパクトで、ボールの当たり方が悪かった時に微調整ができる。インパクトゾーンを長くしようとすると、低い位置から入れるイメージを持ちそうだが、それは厳禁。上からヘッドを入れて、溜めを作ったダウンスイングが条件になる。


薄くて長いターフ跡が理想! ボールに直接コンタクトするからボールの先の芝が削れる。ターフ跡を見るとボールに対してどこからヘッドが入っているかわかる。


左腕とクラブがインパクトで一直線になる

インパクトゾーンを長くできるのは手が身体の近くを通るから。古閑先生曰く、今ツアーで戦っている選手の中でそれが一番上手いのが李 知姫プロ(39歳)。「彼女が今の年齢でもツアーのトップで戦えるのはあのインパクトゾーンの長さがあるからだと思います」。

手元が身体の近くを通ると結果的に左腕とクラブが一直線になったインパクトに。手が身体から外れるのは手打ちになっている証拠。


Direction&Text/出島正登 Photograph/小林 司 Cooperation/カメリアヒルズカントリークラブ