大人の見栄張良品 作曲家 千住 明


音楽家としての矜持(きょうじ)が昇華した
自分らしいスタイル

オーデマ ピゲのミレネリー ピアノフォルテは「自分らしさを確立する契機になった」。

「音楽家には奇抜な服でアーティスティックだと見栄を張る風潮がある。僕も若い頃はそうでしたが、兄(日本画家の千住博氏)の影響を受け、美術家やクリエーターと交流するなかできちんとしているほうが格好いいという感覚が芽生えたのです」

ジャンルに捕らわれず、多彩な音楽を手がける千住氏。同様に多くの人やモノに触れ、見栄も張ってきたからこそ、自分のスタイルにたどりついたのだ。

千住氏と同じ1960年製ロマネ・コンティ。希少なマグナムサイズで運命を感じたそう。

「ちゃんとしても普通にはなりたくない。どこかで音楽家であることを主張したいのです。ただ、このワインは少し意味合いが違う。60歳からは自分の音楽だけに人生を捧げると決めたのですが、そんな新たな人生の始まりを祝して飲みたいのです」

そのワインはいわば、未来の自分への見栄。それはきっと円熟味を増した美酒であろう。

ステージでも履くというベルルッティのアレッサンドロ。「支えられていると感じる」。

千住 明


1960年東京都生まれ。東京藝術大学作曲科卒業。同大学院首席修了。ポップスから映像音楽、クラシックやオペラまで幅広い分野の音楽を手がけ、国際的に活躍。東京藝大特任教授。http://www.akirasenju.com