砂漠も雪山も縦横無尽に突っ走る! ランボルギーニ「ウルス」は、SUVのスーパーカーだ

最強のスーパー・スポーツ・ユーティリティ・ビーグルの快進撃が止まらない。1960年代からクルマ作りを始めたランボルギーニは、世界中の誰もやっていないことに挑戦し続けてきた。その精神は今も変わらない。SUVのスーパーカー、「ウルス」は最高速度が時速305㎞で、砂漠も雪山も縦横無尽に突っ走る。そんなクルマ、見たことない! 試乗したモータージャーナリスト、サトータケシ氏がその全貌を明かす。


スーパーカーの超高性能とSUVのユーティリティの高さを兼備

650psの4ℓ・V型8 気筒ツインターボエンジンが記録する最高速度は時速305km。¥28,161,795[税込]

獰猛そうでもあり、サイボーグのようなハイテクさも感じさせる、独特のフロントマスク。ランボルギーニ・ウルスに乗り込もうとすると、少し緊張する。乗り込むと、いくつものパターンに表示を変えられる液晶のメーターパネルや、赤いフードを被せられたエンジンスタートボタンなど、そこにはアニメの乗り物のような未来っぽい世界観が広がっている。

そのボタンを押してエンジンを始動すると、650ps(!)を発生する4ℓのV8ツインターボエンジンが「フォン!」とひと吠え、猛牛が目を覚ます。

だが、そろそろと走り出して街に出ると、猛牛は思いのほか従順だった。まず、望外に乗り心地がいい。凸凹を乗り越える瞬間、猛牛は上手に足を伸び縮みさせて、路面からのショックをやわらげてくれる。

普通に市街地を走る限り、エンジンのお行儀も良い。静かに、滑らかに回っているから、Bang & Olufsenから流れるFM放送のクラシック音楽に耳を傾けていると、乗り込む前の緊張はどこへやら、穏やかな気分になる。後席も荷室も広いから、サイドミラーを含めると2.1mを超す横幅さえ気にならなければ、家族旅行や通勤に使ってもまったく問題ない。

こんなに平和なのか……、と感じたところで、ウルスの基本骨格(プラットフォーム)が同じフォルクスワーゲン・グループに属する、アウディQ7やポルシェ・カイエン、ベントレー・ベンテイガと共通であることを思い出す。この“超高級SUVクラス”は、サスペンション形式やエアサスペンションを採用している点も共通である。

だが、しかし、やはりファイティングブルのエンブレムが輝くランボルギーニ。ひとたび鞭を入れると、尖ったデザインの高級SUVというだけでは済まされなかった。

ルールを熟知した知的な闘牛

アクティブ・トルク・ベクタリングと4ホイール・ステアリングを装備した4WDシステムが、完璧なハンドリングを実現。

エンジンスタートボタンの隣に、航空機の操縦桿に似たレバーがある。タンブーロと呼ばれるこのレバーは、走行モードを切り替えるためのものだ。「ストラーダ(道路)」モードから「スポーツ」モードに切り替えると、エンジン回転がポンとハネ上がり、ステアリングホイールの手応えも増す。水牛が、猛牛に変わる。

さらにもう一段、「コルサ(レース)」モードに入れると、猛牛が闘牛に変わった! アクセルペダルを戻すと、「パン! パン!」と昔のレーシングマシンのバックファイヤのような音が響く。これは戦闘モードだ。

”タンブーロ”と呼ばれるドライビング・ダイナミクス・セレクターにより、 最大6つのドライブモードとエゴモードが選択可能。

ワインディングロードに入ると、全長5.1m、車重2.3トンの巨体が、まるでイギリス製のライトウェイトスポーツカーのようにヒラヒラと舞う。

物理の法則に逆らうかのようなこのドライブフィールは、後輪を操舵する技術が実現したもの。つまりタイトなコーナーでは、クルッと小回りするように後輪も舵を切るのだ。日本のワインディングロードのスケールに合わせて、猛獣も歩幅を合わせるというわけである。

コーナーの出口でアクセルペダルを踏み込むと、恐ろしいまでの加速を見せる。前出の“超高級SUVクラス”にあっても、ウルスの最高出力650psは断トツなのだ。

ただし体がシートに押しつけられるような加速に慣れてくると、爆発的な加速力ではあるけれど、決して荒っぽいわけではなく、緻密にコントロールされていることがわかる。コンピュータで制御された四輪駆動システムや横滑り防止装置などが、車体を安定方向に導いているのだ。

ランボルギーニのテーマである六角形のモチーフが反復して用いられるインテリア。最高級レザーのほか、カーボン、アルミ、ウッドなどの素材を組み合わせ、エキサイティングかつ上質な内装を構成した。

つまり闘牛は闘牛でも、ルールを熟知した知的な闘牛。したがって闘牛との一騎打ちも、殺し合いではなくスポーツだ。獰猛で尖った雰囲気でドキドキさせながらも、最後は抑制が効いているあたりが、やはり“超高級SUVクラス”の一員であることを確認した。世界中でバカ売れしているらしいけれど、納得である。

カーボン・セラミック・ブレーキ、アダプティブ・エア・サスペンション、 アクティブ・ロール・スタビライゼーションなど数々の最先端性能が、最大限の安全性と快適性を実現している。


Text=サトータケシ


音楽イベント「Lamborghini Night」を初開催!

会場入り口付近に展示されたスーパーSUV「ウルス」。

世界初スーパーSUV「ウルス」の日本での発売開始を祝し、10月23日、渋谷のhotel koé tokyoにて、音楽イベント「Lamborghini Night」が盛大に初開催された。

会場の1階には、スーパーSUV「ウルス」に加え、「ウラカン ペルフォルマンテスパイダー」の2台が展示。幻想的なライティングに加え、DJブース、バーカウンターなどにより、ランボルギーニのフィロソフィーである、Informal Luxury (インフォーマルなラグジュアリー)、Future Shapers(未来を形にする)、Designers of Experiences (エクスペリエンスをデザインする)を表現する空間演出に染まった。

会場の奥に展示された「ウラカン ペルフォルマンテスパイダー」

イベントの冒頭では、ランボルギーニ・ジャパン カントリー・マネージャーのフランチェスコ・クレシ氏が登壇し、「雪道の環境も網羅するスーパーSUV ウルスの導入で、より幅広い地域の皆さまにランボルギーニの魅力を体験いただくだけでなく、ご家族でもお楽しみいただけるようになりました」と挨拶した。

加えて、Lamborghini Nightの開催意図について「音楽とランボルギーニがマッチした、ライフスタイルイベントの初開催によって、新規ユーザーとなる若年層の方にもランボルギーニの世界観に触れていただき、これまで以上に日本で躍進していくことを期待しております」と説明。これまでのブランドイメージに縛られることなく、新世代にもランボルギーニの魅力を伝える努力を惜しまないことを宣言した。

登壇したランボルギーニ・ジャパン カントリー・マネージャーのフランチェスコ・クレシ氏

ランボルギーニの世界観に染まった会場では、hotel koé tokyoプロデュースによる豪華な顔ぶれのDJたちが現代を象徴する多彩な音楽で大盛り上がり。

ブランドの従来のイメージを超越した特別なる夜となった。

DJブースが設けられ、従来のブランドイメージを超えた特別なる雰囲気を演出した。


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