【1月11日の満月(月食)】不安や恐怖を感じたまま流されてはいけない~KAORUの男の占い

「女もすなる占いといふものを、男もしてみむとてするなり」。古くは、時の権力者や武将なども、迷いを断ち切るために占いを活用していたとも。そこで、仕事と人生に特化した「KAORUの男の占い」を毎月2回公開していた連載、最終回。


●1月11日:蟹座の満月(月食)

あけましておめでとうございます。

年末から驚きのニュースが続いていますね。

先月12月3日の記事に書いたとおり、2020年は大変化の年であり、新しい地球のOSが起動する年でもあります。

そして現在、山羊座で土星と冥王星が重なっています。

これは時をつかさどる土星に象徴される「時間をかけて構築されてきたシステム」が、死と再生の変容の星・冥王星によって壊される……ということ。

「壊される」と書くと恐ろしいですが、要は時代遅れなもの、機能していないもの、未来(希望)につながらないものを終了させて、社会システムや価値観そのものをトランスフォームさせるときがきたということです。

物質中心主義の時代と「支配(抑圧)と従属」によって成り立っていた社会システムや体制、常識などは、これから大きく変容していくでしょう。

同記事に「さらに山羊座で土星と太陽系のラスボス・冥王星が重なるという強烈なイベントがある2020年1月前半には、終了する流れを手放したくない人たちがなりふり構わなくなる模様」と書きましたけれど、ゴーンさんしかり。米国とイランの両リーダーしかり。

トランプさんはこれで弾劾訴追から逃れることができるのでしょうか?

NATO軍を始め、ドイツ、カナダなど、中東に駐屯していた同盟国軍隊が「兵士の安全が第一」と次々に撤収を始めましたね。そんななか日本政府は予定どおり、ホルムズ海峡に自衛隊を送るのでしょうか?

東京五輪・パラリンピックイヤーの「このタイミング」での派兵は、テロリストを日本に招いているのと同じことではないか? と、私は心配です。

今年はまだまだ驚愕のニュースが続くでしょう。だからといって、世界が破滅に向かっているわけではなく、私たちが「もう終わりにする方がいいこと」の愚かさやあほらしさに気づいて意識と行動を変えていけば、明るい出来事を経験する人が増えていくでしょう。

ところで、1月11日の蟹座の満月(月食)は、山羊座の木星、太陽、水星、土星、冥王星と向かい合い、崩れていく「古いシステム、体制」と、「新たな時代の萌芽」を照らし出します。

蟹座は「家族、親族、血族、身内、国内、部族、(ドメスティックな)組織」など、家族的なつながりがある「マイ・ファミリー」「マイ・テリトリー」をつかさどる星座。

英国のヘンリー王子とメーガン妃が王室のシニアメンバーから退いて「経済的に自立するために働く」と語ったニュースも入ってきましたが、これは蟹座の満月に相応しく「新たな時代の萌芽」を感じさせるものでした。

英国王室は昨年11月、米国の性犯罪者との交友と児童買春疑惑が取りざたされているアンドルー王子の公務引退を発表しましたね。

時代の大きな節目に、ロイヤルファミリーの特権を手放して、新たなスタートを切ろうとしているヘンリー王子夫妻はなかなか先見の明があると思いますよ――上から目線で恐縮ですが(笑)。

さて、今回の満月の日本のチャートを見ると「国のイメージ、国民」を示す位置に、木星と「過去のカルマ」を示すシンボルが入っており、日本のリアルがはっきり照らし出されそうです。

日本と日本人のいいところと恥部の両方が、自分たちからも、世界からもよく見えるということでしょう。

そして、木星は「神の慈悲」「善なるもの」を表す天体でもあるため、日本人の良心が復活する見込み。

蟹座の満月と山羊座天体群がどちらも「金融(国内外)」を示すところにあり、株価や国の財政状態、石油関連の動きが気になるところです。

火星の配置を見ると、怒りが内向しており、このエネルギーを八つ当たりなどで紛らわさずに、自分を変容させるパワーとして建設的に使うことがカギかもしれません。

今年は拡大発展の星・木星と具現化の星・土星の両方が山羊座にあり、山羊座はそもそも「形にする、実績をつくる」のが大好きな星座ですから、意図したことが現実になるスピードが倍速に――ポジティブな意図も、ネガティブな意図も等しく平等に具現化します。

そして、私たちは無意識でお互いに影響を与え合っているため、不安と恐怖に意識を注ぐ人が多ければ多いほど、社会は不安定になるのですよ。

反対に愛や喜び、感謝といった人生のポジティブな面に意識を向ける人が多ければ、新しい時代への移行も穏やかに進むのです。

そういう意味で私たちは広い意味での運命共同体ですが、一人一人が経験する「現実」は差が開いていくでしょう。ハッピー/アンハッピーの差、幸福格差が大きくなるのです。

そこで、自分自身のためにも、みんなのためにも、今年は不安や恐怖を感じたまま流されてはいけません。

モヤモヤと不快な気持ちが湧いてきたら、いったん立ち止まり「自分はこれを望んでいるのか? 自分が本当に望むのはどういう状態だ?」と、問いかけるクセをつけましょう。

そして「自分が本当に望む状態」を確認したら、そちらに向かって行動を変える。小さいことからどんどん行動を変えていく。

例えば「電車の中で空爆のニュース通知が来て、このまま中東の混乱は拡大するのだろうか?輸送費が値上がりするだろうか……と不安になった」ら、まず「本当にそれを望んでいるのか?」と自分に問う。

「否。望んでない。望んでいるのは穏やかさと楽しさがある毎日だ」と「自分の望む状態」を再確認したら、今すぐその状態になれることをします(ex.子供やペットの写真を見る、電車を下りてから美味しいコーヒーでひと息いれる、好きな音楽を聴く、同僚に冗談を言って笑わせる、お年寄りや妊婦に席を譲ってお礼を言われる……など、簡単ですぐできること)。

これを繰り返していると、どんなときでも「自分の本質(自分自身のエネルギー)」によって立ち、その状態をキープできるようになります。NOも言えるようにもなりますし、ズレずに淡々と「自分軸」で生きられるようになるのです。

実は、宇宙の流れと一致した「正しい判断」はこの状態になってはじめて可能になります。

社会やさまざまな関係性の影響を受けず、依存することもなく、一人の個人として「本当の自分の思い」から離れることなく生きる――それが「自分軸」で生きるということですし、ありのままの自分でいること。

この状態になると、外側の状況に影響を受けることなく、自分の望む「現実」を自由に選び、クリエイトしていけるようになります。どんどん望みをかなえていく人は「自分軸」でいきているから、自分の可能性とパワーを掌握し、現実を自由に創造することができるのですね。

「古い世界」が壊れて、新しい流れがスタートする今年は、その気になれば誰でも生まれ持ったパワーや創造性を自分の手に取り戻せるとき。あとは本人の勇気次第です。

ここ数年でいろんな綻びが明らかになり、自分の意思を他者にゆだねたり、空気を読み過ぎることの「損失」がはっきり見えるようになりました。

GOETHE世代の男性は「しがらみが多くて、そう簡単に変われない」とも聞きますが、「他人軸」で生きて損をするのはその当人。

宇宙が新しい時代に進もうとする人を強力バックアップしている今だからこそ、勇気を出して「光射す未来」に進む方が未来はHappyになると思いますよ。

さて、5年5ヵ月に渡っておつきあいいただきましたこちらの連載ですが、今回をもって終了とさせていただきます。

楽しみにしていただいていた方には、突然のお知らせで申し訳ありません。

もともと占星術のコラムとしてスタートした本連載ですが、これからの時代は「宇宙の天気予報」を知っていようといまいと、エネルギーを上手に使いこなすことが幸運のカギ。このコラムも占星術の範囲を大きく逸脱することが増えてきたため、ここで区切りをつけさせていただきたいと思います。

長い間、おつきあいいただきましてありがとうございました。

この1年がみなさまにとってチャンスの年となりますように。


KAORU
大学卒業後、大手メーカーの営業戦略企画立案部内で市場調査・分析業務に従事。フリーランスライターとして独立後、運命と「エネルギーの流れ」への興味が高まり、学生時代から学んでいた占星術の理解を深める。執筆のかたわら、占星術やヌメロロジーによるカウンセリング等も行っている。
http://kaoru-with-the-flow.com/