沖縄県で、“飲む”という行為に特化した新感覚の専門店「LIQUID」を展開する村上純司氏が、味わいはもちろん、目にも愉しい“映える”酒を厳選して紹介。【特集「情熱の酒」】
置くだけで絵になるデザイン！
BREAD（右）、TORUS Citra DDH IPA（左上）、QUARK SMOOTHIE SOUR ALE（左下）
パンの耳を副原料に使用した「BREAD」
ブルワリーのAJB Co.、ベーカリーのブリコラージュ ブレッド＆カンパニー、ゼロウェイストに取り組む530weekの協働により生まれた「ブレッド」。オープンサンドをつくる際に出るパンの耳を副原料に使用。ローストしたパンの香ばしさを感じる、さっぱりとした味わい。350ml ¥510（アングロ・ジャパニーズ・ブルーイング・カンパニー）
フルーティなフレーバーの「TORUS Citra DDH IPA」
山梨県北杜市にDIYで醸造所を建設し、ホップから育てるインディペンデントなビールづくりを行う、うちゅうブルーイング。「トーラス シトラ DDH IPA」は、ホップの王様と呼ばれるシトラホップを贅沢に使用した1本。オレンジやピーチを彷彿させる、フルーティなフレーバーが特徴。350ml ¥650～［オープン価格］（宇宙カンパニー）
トロトロのテクスチャーが特徴の「QUARK SMOOTHIE SOUR ALE」
うちゅうブルーイングの「クォーク スムージーサワーエール」は、ラズベリーやブラックベリーを大量に使用した、まるでスムージーのようなトロトロのテクスチャーが特徴。月に12～13品種販売しているが、すぐに売り切れる場合も多いため、リリース情報はSNSでこまめにチェック。350ml ¥1,050～［オープン価格］（宇宙カンパニー）
KOTI BREWERY WHITE ALE（右）、INTEGRAL（左）
時間の経過とともに味が変化する「KOTI BREWERY WHITE ALE」
岡山県八塔寺山の南麓に佇む醸造所のコチブルワリーが生産する、無濾過で瓶内発酵、瓶内熟成を行うナチュラルなホワイトエール。小麦は地元岡山県産の無農薬のものを、酵母は空気中や果実など、自然に生息している天然酵母を利用。時間経過による温度変化とともに、風味の変化も愉しめる。750ml ¥2,289（リキッド TEL:098-894-8118）
瓶内二次発酵ボトルシリーズの定番「INTEGRAL」
2018年の醸造開始より、すでに100種類を超えるビールをリリースしてきた奈良醸造による、瓶内二次発酵ボトルシリーズの定番商品。セゾンスタイルのビールの故郷、ベルギーで使われてきた素材を使用した「インテグラル」は、アルコール度数は高めながらも、飲み口は重たく感じさせないドライな仕上がり。750ml ¥2,420（奈良醸造 TEL:0742-64-0108）
Selected by 村上純司
2010年に店づくりを中心にさまざまな業務を展開するmethodに所属。商品や店舗、施設、地域などの企画・開発業務に従事。’16年に独立。沖縄にて、’17年に「飲む」という行為に特化した専門店LIQUIDを設立。
