たかが「水」と侮るなかれ! 潤いのベース・化粧水の塗り方【大人の男の美容入門②】

ふと気づいたら、学生時代とは自身の見た目がまるっきり違う! そう思っているビジネスパーソンは多いはず。今からでも遅くはない。正しいケア法をルーティーン化させ、清潔感を手に入れよう。そのために、各誌で連載をかかえる超人気男性美容研究家・藤村 岳さんが「大人のための男性美容の極意」を指南! 美意識を高めれば、人生はもっと豊かになる。今回は、意外と勘違いが多い化粧水を解説。


化粧水はスキンケアの重要な相棒

化粧水の役割は水分の補給。実は、グローバルな視点から見ると化粧水を保湿に用いるのはアジア的な発想で、欧米では洗顔後にすぐリッチな質感のクリームを塗ってしまうことが多い。これは気候の差によるところが大きく、高温多湿なアジアでは清涼感を求めて、まずはライトでシャバシャバとした質感の化粧水を塗布する。

欧米でローションやトニックというと、コットンに染み込ませて余分な角質を拭き取る「エクスフォリエイティング」として使われる。海外出張で買い求めたローションが実は拭き取り専用で、保湿のためのものでないことも多い。拭き取り化粧水はアルコールが多く、保湿とは真逆の性質のアイテム。潤す目的で使っていたのに、取り去っていたなんてこともある。ぜひ、面倒がらずに説明書をきちんと読んで欲しい。

さて、ここではアジア的な保湿としての化粧水の使い方について解説しよう。以前、洗顔のやり方で教授したのは、皮脂が溜まりやすいTゾーンから乾燥しやすいUゾーンへと洗う順番であった。

保湿はその逆で、洗顔後、何はなくとも頬などのUゾーンに塗布する。その後、Tゾーンにもなじませよう。

外気が乾燥する秋冬は、化粧水の塗布を数回繰り返してもいい。乾いていれば肌がゴクゴクと飲むように吸収してくれるだろう。慌てず、ていねいに。よくパンパンと音を立て、激しく叩く男性を見かけるが、あれはNG。なるべく刺激を与えず、手のひらに液体をとったら優しく塗る。流れ落ちないように手のひらの体温で肌の奥へと届けるように数秒間、ハンドプレスするといい。

体質や脱毛でヒゲがほとんどない人は別として男性の場合、コットンで塗るのはあまりおすすめしない。女性と決定的に違うのは、そうヒゲの有無。コットンを使うと、ヒゲが引っかかって不快なうえ、綿が顔に残りやすい。また、力加減がわかりにくくなり、つい力を入れてこすりたくなる。男性は優しく手で塗布する方が向いていると私は考えている。

化粧水に限らずスキンケアアイテムは、季節やその時の肌状態に合わせて選ぶべきもの。春夏はさっぱりと、秋冬はこっくりとしたものと使い分ける方がいい。また年齢や、肌トラブルの種類によって有効成分を吟味するのも大切だ。今どきアルコール(エタノール)が成分のトップに来るようなものは避けたほうがいい。刺激が強いのでヒゲ剃り後はしみるし、かえって乾燥を招くこともある。たかが「水」ではなく、スキンケアの重要な相棒として化粧水は自分に必要なものを適切に選びたい。


タイプ別 化粧水3選

1.普段づかいに
男性ホルモンに着目した以前のメンズ用ラインが、新成分を配合してリニューアルを完遂。ニアウリ油や灘の「男酒」由来の酒粕エキスなどを配合し、脂っぽくなるのに乾燥しやすい男の肌を潤す。天然由来成分は97%。

THREE フォー・メン ジェントリング ローション

¥5,000[100ml](THREE TEL:0120-898-003)


2.敏感肌の男性に
男性の敏感肌のために作られたミノン メン。「うるおい補給型アミノ酸」と「うるおいバランス型アミノ酸」の2種類を配合し、日々のシェービングやストレス、紫外線などで敏感に傾きがちな男の肌をやさしく潤わせながらプロテクトする。

ミノン メン 薬用フェイスローション(医薬部外品)

¥1,800<実勢価格>[150ml](第一三共ヘルスケアTEL:0120-337-336)


3.肌荒れの人に
ニキビなどの肌荒れに悩む人や、夏場にさっぱり感を求める人にはこちら。フランスのアベンヌ温泉水を配合し、ペポカボチャ種子油により皮脂バランスを整えて肌荒れを防いでくれる。無香料、無着色で肌に優しいのもうれしい。

アベンヌ オイルコントロール ローション AC

¥3,500[300ml]<編集部調べ>(ピエール ファーブル ジャポンTEL:0120-171760)


Text=藤村 岳