ビジネスパーソンのためのヨガ講座③質の高い睡眠へと誘うポーズ

呼吸に合わせ、さまざまなアサナ(ポーズ)をとるヨガ。リラックスや柔軟性の向上などの効果はよく知られるところだが、ヨガには体幹強化や睡眠の質を高める効果もある。つまり、長時間のハードワークに励み、趣味のスポーツにも手を抜かないビジネスパーソンにこそ取り組んでほしいものなのだ。この連載では、ラグビー選手、プロ野球選手、格闘家といったアスリートにもヨガのレッスンを行うヨガインストラクターの浅野佑介氏に、目的別にポーズを紹介してもらう。


格闘技選手も絶賛

今回紹介するのは、自律神経を交感神経優位から副交感神経優位へと切り替え、質の高い睡眠へと誘うポーズ。試合が近くなると眠れないことが増えるのが悩みだったという格闘技選手も、浅野さんのヨガレッスンを受けるようになって、熟睡できるようになり、減量がスムーズになったのだとか!

「アスリートの方たちからヨガを始めた効果として一番良かったと言われるのが、睡眠の質の向上かもしれません。激しいトレーニングで追いこんだ日や、試合の前後はどうしても交感神経が高まってしまうものなので」

残業で夜遅くまで作業をした日、大事なプレゼンテーションを翌日に控えた日、時差がある海外出張の前後などは、どうしても副交感神経へとスイッチが切り替わりにくい。浅野さんオススメのシークエンスで眠る準備を整えよう。

仰向けの合せきのポーズ→リクライニングスパインツイスト→片脚の赤ちゃんのポーズ→針の穴のポーズ→赤ちゃんのポーズ

ゆったりとした呼吸を意識しながら、連続して5つのポーズを行い、全身をリラックスさせていく。

①仰向けになり、足の裏を合わせ、膝の重みを利用して股関節を開く。両腕は広げて脱力。ポーズが安定したら、ゆっくりと3回呼吸をして次のポーズへ。

②右脚を上にして脚を組み、上体はそのまま両膝を右側に倒す。左肩が床から離れないように注意。ポーズが安定したら、ゆっくりと3回呼吸。脚を組み替えて反対側も同様に。両サイド行ったら次のポーズへ。

③左脚はまっすぐ伸ばし、右膝を抱えて胸に近づける。ポーズが安定したら、ゆっくりと3回呼吸。反対側も同様に行い次のポーズへ。

④立てた左膝に右足をかける。両脚を上体に近づけ、両脚の間にあるスペースに右手を差し入れて、両手で左膝を掴む。さらに両脚を胸に近づける。ポーズが安定したら、ゆっくりと3回呼吸。脚を組み替えて反対側も同様に。両サイド行ったら次のポーズへ。

⑤両膝を抱えて胸に近づける。十分に近づいたところで、頭を床から離し、顔を膝に向ける。ゆっくりと3回呼吸。

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呼吸の回数を増やす、シークエンスを2周するなど、自分に適したアレンジを加えるのは、もちろんOK。眠りにつきやすいスタイルを見つけよう。

Yusuke Asano
サーフィンでのケガをきっかけにヨガと出会い、指導者の道へ。フィットネスクラブでのインストラクター経験もあり、体幹力アップを意識したクラスも得意としている。HALEO代官山スタジオのヨガクラスを監修し、自らもレッスンを受け持っている。著書に『DVD付き 心と身体が生まれ変わる 男のヨガ』(ナツメ出版)などがある。      


Text=神津文人 Photograph=吉田タカユキ