今年こそ、理想のボディーを手に入れる 短時間で効率よく、楽しく始める。トレーニング ②

トレーニングを始めようと思いながらもなかなかできない人、いざ始めても時間がなくて続けられない人、ツラいのは嫌だという人、これは必読! 今年こそはトレーニングで、理想のボディーを手に入れたい。

いかに効率化してもトレーニングにはある程度の時間がかかるけれど、継続時間が長くなるほど退屈で楽しくなくなり、続かなくなる。

ならば活用したいのが今、注目を集めるウェアラブル端末だ。腕などに装着して運動すると、退屈しらずで楽しくトレーニングが続けられる。

MASAKAZU HONDA テクノロジー・ジャーナリスト。1967年生まれ。1月ラスベガスで開催の家電見本市「CES 2016」も精力的に取材。オーディオ&ビジュアル評論家としても活動する。著書も多数あり。個人的には服装を選ぶ腕時計型より目立たないリストバンド型を好む。

ウェアラブル端末の第一の強みは運動のゲーム化にある。そう指摘するのは、テクノロジー・ジャーナリストの本田雅一氏。

「テニスやゴルフのような運動をツラくも退屈にも感じないのは、得点やスコアを競い合うゲーム性が高いからです。ウェアラブル端末はトレーニングを数値化するゲーミフィケーション(ゲーム化)で、エンタメ性を高める働きがあるのです」

加速度センサーやGPSが搭載されていれば、ウォーキングやランニングの歩数、速度、移動距離、消費カロリーなどを正確に知ることができるから、「次回はもっと動いて消費カロリーを稼ごう」と意欲的になれる。運動強度の客観的な目安は心拍数だが、光学センサーを搭載した端末なら、手首に巻くだけで血管を透過して心拍数まで計測できるように進化している。

端末をスマートフォンなどと連携させてトレーニングのログ(結果)をSNSなどで共有すると、次なる化学変化が生じる。

「運動の継続性を高めるコツは、一緒にやる仲間を増やすこと。互いに忙しいので、実際に並んで走ったりはできませんが、ログをSNSで共有すれば、まるで仲間たちと同時にトレーニングしている気分になります」

日常生活もスポーツも"見える化"で変える

見逃せないのが、日常生活を丸ごと"見える化"してくれるライフトラッキング機能だ。これは歩数とともに、起きている間に活発に動いた時間がどのくらいあり、1日にどのくらいのカロリーを消費したかなどを教えてくれる。日常生活をゲーミフィケーションすれば、「今日はあまり動いていないから、明日はエスカレーター禁止で階段を使おう」と思えて運動量が自然とアップ。不活動時間が長引くと、バイブレーションで警告してくれる端末も多い。
ライフトラッカーが"見える化"してくれるのは日中起きている時間だけではない。

「就寝時もつけておくと身体の動きや呼吸などから、眠りに落ちるまでの時間、トータルの睡眠時間に占める浅い眠りと深い眠りの割合、途中で目覚めた回数などを自動で記録します」

眠りが浅く、睡眠時間が足りないと筋肉は成長しにくいし、疲労回復が進まない。睡眠管理で深く質の高い眠りに導いて、トレーニング効果を上げよう。

加えてスマートなIT技術は、各種センサーの活用によってテニス、サッカー、スノーボードといったあらゆるスポーツの"見える化"や分析にも応用されつつある。こうしたデバイスがあれば、勘や経験だけに頼らない合理的なスキルの向上が狙える。ゆえに初心者でもスムーズな上達が図れて、これまで以上に楽しみながら身体を鍛えることにつながりそうだ。

Text=井上健二 Photograph=鈴木拓也

*本記事の内容は16年1月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)