いち早く男のエイジングケアに取り組んだ先駆者「クラランス」 〜美意識過剰!vol.4

現代の男の外見に必要なもの、それは外見より清潔感。美を学び、美意識を磨くことで仕事の可能性は格段に広がるはずだ。男性美容家の藤村 岳さんが、コスメブランドの神髄を伝授。すべての美は成功につながる!  

声なき声も拾う、スパ発祥ブランドの心遣い

数年前、パリのホテル「ル ロイヤル モンソー ラッフルズ パリ」でクラランスが展開するスパ「マイ ブレンド バイ クラランス」を訪れた。フィリップ・スタルクのデザインする白とシルバーの世界に足を踏み入れた瞬間、感動体験は始まった。都会の真ん中にハマム(蒸し風呂)を擁し、体験者の肌や季節により400の組み合わせからクリームを準備。スパ好きなら一度は訪れたい憧れの場所だ。 

そんなスパ発祥のブランドが、クラランス メン。ブランド自体は1954年にサロンをパリにオープンし、10年後にサロンの顧客のためのホームケアとしてオイルを発売。その後、メンズアイテムは2002年からとわりと遅めだが、個人的には日本の百貨店における男性用コスメの4 強と考えており、日本の男性用化粧品の有力な一翼を担っている。無論、グローバルでの支持も厚い。

スパ発想のアイテムたちは、使う人のことを徹底的に考えられている。ケアに不慣れな男性でもわかるようにとボトルにアイコンを配し、潤い補給や目元用などその目的や部位がひと目で認識できるようになっている。これぞ細部にまで目が行き届いている証拠だ。

そして、男性用の全製品にはエネルギー補給をするといわれる植物・バイソングラスが配合されている。桜餅のような芳香が特徴的で、ズブロッカに入っているアレといえばおわかりだろうか。 

なかでも特筆すべきはモイスチャー ジェル S 。スルスルと肌になじむみずみずしい感触はさまざまな男性の肌を心地よく潤す。また、面白いのが化粧水のモイスチャー トナー ソフト。こちらは日本などアジアからのリクエストに応えて作られたもの。実は、欧米では洗顔後に水分を与える習慣がほとんどなく、アジア人のキメ細かい肌の理由を探ると、そこに化粧水の存在があったという。

最近では彼らにとっても水分補給は当たり前になっており、これもまた、そんな事情を汲んだ製品で、昨年デビューした。さらにいち早く、男のエイジングケアに乗りだしたのもこのブランドで、なかでも人気なのがフェルムテ アイバーム。こっくりとしたリッチな質感で乾燥やクマなどのトラブルを抱えるゲーテ世代の目元を包みこむ。 

コスメに関してはサイレントカスタマーである男性からのニーズを的確に汲み取り、常識に囚われず製品開発に反映させる。そんなしなやかな姿勢は、サロンの施術で男性から発せられる声なき声に耳を傾けてきたブランドの矜持ゆえであろう。

上:昨年登場したばかりの化粧水。ゲーテ世代ならしっとりしたタイプを選ぶのがベター。モイスチャー トナー ソフト[200ml]¥4,200 中:男性に最も売れている看板アイテムの保湿ジェル。モイスチャー ジェル S[50g]¥5,000 下:年齢の表れる目元用クリーム。フェルムテ アイバーム[20g]¥6,500

問い合わせ
クラランス メン/クラランスお客さま窓口 TEL:03-3470-8545

Text=藤村 岳 Photograph=杉田裕一[POLYVALENT]