乳液やクリームは顔の保湿の仕上げに必要不可欠だ! 【大人の男の美容入門③】

ふと気づいたら、学生時代とは自身の見た目がまるっきり違う! そう思っているビジネスパーソンは多いはず。今からでも遅くはない。正しいケア法をルーティーン化させ、清潔感を手に入れよう。そのために、各誌で連載をかかえる超人気男性美容研究家・藤村 岳さんが「大人のための男性美容の極意」を指南! 美意識を高めれば、人生はもっと豊かになる。第三回は、ベタつきを感じて敬遠しがちな乳液・クリームの重要性を解説。 


乳液・クリームで肌に"シールド"を作る

第二回「たかが「水」と侮るなかれ。潤いのベース・化粧水の塗り方」で、保湿の重要性を見てきたが、実はそれだけでは不十分。化粧水で水分を補給し、その後、乳液やクリームなど油分の入っているものでフタをする、というのが保湿の一般的なセオリーなのだ。

よく、男性用のコスメでは、この2ステップを軽減するべく、オールインワンタイプを勧めている。しかし、やはり"帯に短したすきに長し"とはよく言ったもので、物足りないものが多い。ジムでサッとすませたい、出張で荷物を減らしたいといったときに緊急避難的に使用するのは構わないが、水分→油分とわけて補充するほうが大人の肌には断然いい。年齢を重ねれば、それだけメンテナンスに手間を惜しんではいけない。

乳液、ましてやクリームと聞くと尻込みをするミドルエイジの男性がほとんどだろう。彼らは一様に「ベタベタする」と言う。一方で、意外かもしれないが、若い世代はクリームを毛嫌いすることは少ない。というのも、肌の質感に対する感じ方の違いがそこにはあり、中年以降のいわゆるスキンケアになれていない男性は「ベタベタする」と表現する質感を、彼ら若い男性たちは多くの女性たちが感じるように「しっとりとして気持ちいい」と表現する。この違いは個性ともいえるが、ことスキンケアにおいては若い世代のほうが正しく、中年男性の肌は軒並み乾燥が見受けられる。

とかくベタつきを恐れるあまり、クリームを塗らないという男性が多いが、それは間違い。連載の第一回「正しい大人の洗顔とは? 皮脂は敵か? それとも味方か?」でも話したが、皮脂は敵ではない。肌のバリア機能を最外層で守っている"シールド"だ。どんなに気をつけて洗顔をしても、少なからず必要な潤いまで取り去ってしまう。その代わりに乳液やクリームを塗布し、乾燥から身体を守る油分は必要不可欠。これは顔だけではなく、身体にもいえる。

塗り方はシンプル。額、両頬、鼻、アゴ先の5点にクリームを置き、内側から外側へ、そして引き上げるように塗り広げる。化粧水と同じで乾燥しやすい頬やアゴなどのUゾーンから始め、鼻や額のTゾーンはその後にするとよいだろう。塗る量はあえて均一でなく、自分で調整するべし。乾燥しやすいところは重ねづけしてもいい。皮膚が乾燥すると、身体は守ろうとして皮脂を過剰に分泌して守ろうとする。洗顔後にベタベタすると油分を嫌って、塗らないのはかえって皮脂の過剰分泌を促し、毛穴が広がる原因にも繋がり得る。

季節や自分の肌質、その時の状態によって乳液やクリームを替えよう。肌を見極め、状況を分析し、最善の策を講じる――まるでビジネスと同じではないか。

タイプ別 乳液・クリーム3選

1.春夏は質感が軽いジェルタイプを
潤いを抱え込むことで知られる乾かない“葉”を持つハウスリークやセイロンベンケイから抽出した独自の複合成分を配合。スッキリとした質感のジェルタイプで、重く感じずに塗布できる。

クラランス メン モイスチャー ジェル SP

¥5,500[50g](クラランス メン/クラランスTEL:03・3470・8545)


2.家族でみんなで使える万能タイプ
すべての肌タイプに使え、パートナーや家族でシェアできる万能選手。水分と油分を適切に補い、肌を柔らかくして、ツヤを与えてくれる。スーッとのびがよいのでしっかりと肌を守る。

シスレー エコロジカル コムパウンド

¥23,500[125ml](シスレー/シスレージャパンTEL:03・5771・6217)


3.エイジング肌にパワーをチャージ
ダメージディフェンスコンプレックス等を配合し、乾燥による小ジワやザラつき、毛穴などエイジングサインが気になりだした男性にぴったり。フローラルグリーンの香りも心地いい。

資生堂メン スキンエンパワリングクリーム

¥12,000[50g](資生堂メン/SHISEIDOお客さま窓口TEL:0120・587・289)


Text=藤村 岳