脳神経細胞が活性化! 美木良介のロングブレスで仕事の能率もアップ!!【簡単メソッド③】

  『120歳まで生きるロングブレス』(幻冬舎刊)も28万部を超えるヒットとなり、健康維持の側面からもより注目を浴びるようになった美木良介さんの「ロングブレス」。そんな美木さんのもとでは、各界の著名人や経営者がその呼吸法を取り入れたトレーニングを実践中だ。「仕事に全力で取り組める体」を作るメソッドとしても、なぜロングブレスの支持は厚いのか? 美木さんに話を聞いた。 
 

深い呼吸で脳細胞を活性化仕事の効率もアップする

強く長い呼吸を繰り返すことで、体を引き締め、体温を上げ、血流をよくし、病気になりにくい体を作る「ロングブレス」。強く長い呼吸は心身に様々なプラスの影響を及ぼすわけだが、浅い呼吸に慣れきっているビジネスパーソンは多いという。

「日中ずっとデスクワークをしていたり、スマホをいじっていたりする人は、背中が丸まっていく。そして口呼吸になり、だんだん胸がつかえて、大きく息を吸えなくなります。そして呼吸が浅くなると、脳に酸素が足りなくなるので、考え方も後ろ向きになり、判断力も鈍っていきます。『眠っているときに顔の上に1枚ティッシュを置かれると、その人は100%悪夢を見る』という実験結果もありますし、呼吸が浅くなると人間はロクなことを考えないんです」

浅い呼吸法は仕事にも様々な悪影響を及ぼすわけだ。ロングブレスは、そうした浅い呼吸を改善し、「鼻から吸って口から吐く深い呼吸」を取り戻すためのメソッドといえる。

「『おへそから指3本下の丹田を意識して呼吸する』『背中を丸めず胸を開く』といったことを意識すると、日常でも深い呼吸をしやすくなります。そうした深い呼吸を行えば、まず全身の血流が良くなる。体温も上がり、脳神経細胞が活性化します。ビジネスパーソンにとって良いことだらけなんです。朝にロングブレスのエクササイズを数分でも行えば、脳神経細胞が活性化したまま仕事にかかれるわけですから、こんなに仕事に効果的なメソッドもないわけですよ」

30代、40代になり、体力の衰えにより仕事の能力が落ちていると感じる人は、ロングブレスをはじめてみるのもいいだろう。

「新鮮な空気をたっぷり吸って、淀んだ空気をすべて吐きだすのが理想的な呼吸です。ただ、肺機能は加齢とともに衰えていく。50歳になると淀んだ空気の半分が肺に残るようになり、その割合は60歳になると60%、70歳では70%と上がっていきます。ロングブレスのトレーニングでも肺の機能を強くすることはできませんが、周囲の筋肉を鍛えて、その衰えを補うことは可能です」

■自宅やオフィスで座ってできる腰痛予防のロングブレス

脚と体幹をつなぐインナーマッスルで、身体全体を安定させる役割を持つ腸腰筋。凝り固まると姿勢の悪化や腰痛の原因にもなる。このトレーニングでは腸腰筋を鍛えて腰痛の予防や改善を図り、正しい姿勢を取り戻す。ウエストのサイズ減も期待できる。

①腸腰筋を意識しながら息を吸う
足を揃えて座り、お腹をへこませて姿勢を正す。腰周りの筋肉である腸腰筋を意識して、鼻から2秒ほどしっかり息を吸う


②息を吐きながらももを90度以上上げる
2秒ほど口から思い切り息を吐きながら、腰はそらさず90度以上を目指して片足を高く上げる。この①~②の動作を1回とし、右足で20回、左足で20回行う。


Ryosuke Miki
1957年、兵庫県生まれ。高校在学時は野球部に所属し、甲子園にも出場。大学卒業後は81年に歌手デビューし、以降はドラマ・映画・舞台・CM等で幅広く活躍中。近年は「ロングブレス」の考案により、さらに活躍のフィールドを拡げ、東京の赤坂で「ロングブレススタジオ」を経営。

『DVDでよくわかる! 120歳まで生きるロングブレス』
美木良介
¥1,760 幻冬舎
呼吸を変えれば、人生が変わる!  強く長い呼吸を繰り返すことで、体を引き締め、体温を上げ、血流をよくし、病気になりにくい体を作る「ロングブレス」。DVD付き。  


Text=古澤誠一郎 Photograph=岡村広隆