座りながら鍛える! リモートワークの合間にできるトレーニング

オフィスワークからリモートワークへとシフトし、運動不足に陥っている人も多いよう。けれど、ビジネスパーソンにとって、体力の衰えは仕事のパフォーマンス低下をもたらす危険な要因。前々回前回では、それを取り除くための意識改革&仕事の合間にできるシンプルトレーニングを、トライアスロン日本代表選手として活躍し、引退後はオリンピック選手などを指導する青山 剛プロコーチにレクチャーしてもらった。今回は、とくに衰えが目立つ足の筋肉を鍛える最新ギアを紹介!

筋力の低下でメタボや糖尿病、認知症のリスクがアップ

最近巷でささやかれる「コロナ太り」。原因は、オフィスワークからリモートワークにシフトしたことで、「つい食べてしまう」ことが増えたのに加え、運動不足が慢性化しているから。とくに「歩く」「階段の上り下りをする」ことから遠ざかり、足の筋力の衰えを実感する人が少なくない。

足は身体を支える土台であり、身体を動かす要のひとつ。筋力が衰えたことで、益々歩かない、走らないようになれば、さらに筋肉が落ちてしまう。しかも、この筋肉、運動を司るだけでなく、体内で最も脂肪と糖を燃焼する臓器でもある。筋肉量が減れば、脂肪と糖の代謝もダウンし、メタボリックシンドロームや糖尿病などのリスクが高まることに。また、身体を動かすと、脳内で、筋肉の成長を促すインスリン様成長因子(IGF-1)が生成されるのだが、これはアルツハイマー型認知症の原因のひとつとされるアミロイドβという蛋白質の減少にも役立つ物質。つまり、身体を動かし、筋肉を鍛えるか否かが、“未来の健康と幸せ”のカギになるのだ。

1日23分で足裏・ふくらはぎ・前すねを効率よくトレーニング

とはいうものの、暑さが厳しくなるこれからの季節、屋外で長時間ウォーキングやランニングをするのは少々危険。そこで紹介したいのが、座ったまま効率よく足を鍛えられる「SIXPADフットフィット」。EMS(筋電気刺激)が足裏、前すね、ふくらはぎを刺激し、効率よく筋肉を鍛えてくれるトレーニングギアである。

使い方はごくシンプルで、1日23分、「SIXPAD フットフィット」に両足を乗せるだけ。左右の足を電気が行き来することで、筋肉がほどよく刺激され、運動したのと同等の効果が得られるという。刺激レベルは、最も弱い1から最も強い20までの20段階あり、初心者は弱いものから始め、慣れてきたらレベルを上げていくのが安心だ。

実際に青山氏に試してもらったところ、レベル10で両足がリズミカルに揺れ、レベル13を越えたところで、ギア自体も上下するなど、足への刺激はかなりのものに。肌の水分量や脂肪の量、筋肉量などによって電気の伝わり方は異なるため、個人差はある。自分に合ったレベルで行いたい。

「初めて使いましたが、想像以上に筋肉が刺激されますね! よく考えられたギアだと思います。身体がきちんと使えるようになった上で、自分にあったレベルで正しく利用できれば、効果が期待できそうです。例えば、足首のエクササイズと組み合わせてもいいでしょう」(青山氏)

捻挫もしにくくなる、足首のエクササイズ動画はこちら

電気によって筋肉に刺激を与えるEMSは、当然のことながら周波数が設定されている。この周波数、実はメーカーやギアによってさまざまな違いがあり、SIXPADの場合は20Hzを選択。これは、40年にわたってEMSトレーニングを研究してきた京都大学名誉教授・森谷敏夫氏が導いた筋肉を効率的にトレーニングできる数値だという。20Hzには、低い周波数特有のピリピリとした痛みがあるという弱点があったが、SIXPADを手がけるMTGは、独自の波形開発に成功し、この課題を克服。痛みを抑えつつ、効率よく筋肉をトレーニングできるギアが誕生したというわけだ。

AOYAMA式エクサイズで身体の柔軟性を高め、最新ギアで筋肉を効率的にトレーニングする。「新しい生活様式」のひとつとして、この機会に取り入れてみては?

「フットフィット」足裏・ふくらはぎ・前すね用。乾電池式(単三アルカリ乾電池4本使用)、通常価格¥36,800、トレーニングプログラム(23分)。


Text=村上早苗 Photograph=鈴木規仁