【筋肉投資】産婦人科医&プロボクサー髙橋怜奈「医学もボクシングもまだまだ発展途上」

なぜ第一線で戦う者ほど、過酷なトレーニングを自らに課すのか。それは、トレーニングはもはや仕事の一部と化しているからだ。多忙な日常のなか、時間を確保しトレーニングという地獄の苦しみを乗り超えることで、仕事でのどんな逆境にも耐えうる精神が身につく。常に試練を己に課すからこそ、困難な仕事も達成できるのだ。本特集では、日々、限界に挑戦し続ける11名の猛者が登場。彼らの努力の結晶、筋肉に投資するその生きざまを、とくとご覧あれ!

自分をリセットする大切な時間

ダイエット目的で、ボクシングジムに入会し、「目標がないと、がんばれない」と、プロテストを受け、見事合格。世界初の女医兼プロボクサーという肩書を持つ髙橋怜奈さん。多忙ななか、毎朝5〜10㎞走り、仕事後を含め週6日は所属ジムで1時間半〜2時間、汗を流す。

「手術の後は、疲れているから行きたくないなんて思ったりもします。でも、プロだから休めない。それに、身体を動かしていると仕事の悩みを忘れられ、すっきりする。自分をリセットする大切な時間になっています」

そう言った後、「筋肉は、鍛えれば鍛えるほど大きくなり、代謝が上がって、食べても太りにくくなる。私、食べることが大好きなので、そのために鍛えているともいえます」と、笑う。自信がある部位は、大臀筋。ボクシングで前に踏みこむのに下半身の筋肉がカギになるのだとか。

「女性としても、お尻が大きいほうが魅力的かなと思っていて。最近は男性も、顔ではなく、身体のアウトラインをチェックするようになりました(笑)」

トレーニングは、自分の身体を意識する絶好の機会でもある。

「小さな異常にも気づきやすくなるので、健康寿命を延ばすためにも、筋トレ、ぜひ!」

以前はコンプレックスだったというヒップだが、3年前、ボディコンテストに参加した際、審査員に褒められたのを機に自慢の部位に。

ワタナベボクシングジム
住所:東京都品川区西五反田2-5-2
TEL:03-5436-2355
営業時間:平日 6:30~24:00、土曜 ~23:00、日曜・祝日 11:00~18:00
休業日:なし
料金:入会金 ¥18,000、月会費 ¥12,000
http://www.watanabegym.com

Rena Takahashi
1984年東京都出身。東邦大学医療センター大橋病院・婦人科在籍。2016年にボクシングプロテスト合格。ワタナベボクシングジム所属。

Text=村上早苗 Photograph=古谷利幸