格闘技マニア・岸博幸がチャンピオン相手にトレーニングをする理由

全身を鍛え、美しい体型をつくるのに効果的な格闘技。最近はチャンピオンが 指導するジムが急増中だ。厳しくしごかれるあの人のトレーニング風景をレポート! 元官僚で、コメンテーターとしても活躍する慶應義塾大学院教授・岸博幸氏のコソ練に密着する。


格闘技ファン垂涎! 侍の情熱指導

竹中平蔵氏の大臣補佐官を務めるなど、政財界のブレーンとして活躍。現在は慶應義塾大学大学院で教鞭を執り、さまざまなメディアでも活躍する岸 博幸氏。実は大の格闘技マニアであり、総合格闘技団体RIZINの運営にも携わるガチの〝戦う男〞だ。

そんな岸氏を指導しているのが、初代ライト級キング・オブ・パンクラシストの昇侍(しょうじ)氏。

「彼の指導は極めて理論的。例えば、『ビジネスマンは腰の筋力が弱い。それは日々の生活のなかで横の動きが足りないため。改善にはボクシングのサイドステップやキックが有効』という説明があるので、納得してトレーニングに励むことができます」

ストレッチ、シャドーボクシングに始まり、サンドバッグや昇侍氏を相手にパンチとキック、時に寝技にも挑む。

腕ひしぎ十字固めの技を効率的にかける ための流れなどを、論理的に教えてくれる。

「相当キツいですよ。1時間の練習で体重が1㎏落ちますから。でもキツいだけあって雑念がすべて取り払われます。トレーニング中に仕事のことを考える余裕はまったくありません」

トレーニングが終わり、道場を去っていくその後ろ姿は清々(すがすが)しく、次の戦いの現場へと向かっていった。

岸 博幸
1962年東京都生まれ。経産省退官後、執筆やさまざまなメディアで活躍。現在、慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授、エイベックス・グループ・ホールディングス顧問などを兼任する。総合格闘技団体RIZINの運営にも携わる。近著は『オリンピック恐慌』(幻冬舎新書)。


昇侍
1983年三重県生まれ。2006年パンクラスでデビュー。総合格闘技史上最速 "3秒KO" を記録、秒殺侍といわれ、数々の勝利を収めた。


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Text=川岸 徹 Photograph=福田直記