皮膚科学からアプローチしたスキンケア「クリニーク」 〜美意識過剰!vol.5

現代の男の外見に必要なもの、それは外見より清潔感。美を学び、美意識を磨くことで仕事の可能性は格段に広がるはずだ。男性美容家の藤村 岳さんが、コスメブランドの神髄を伝授。すべての美は成功につながる!  

削ぎ落とす、角質ケアの快感

個人的な思い出だが、プレステージブランドの化粧品で初めて自分で購入したのはクリニーク。 25 年ほど前、当時はヒゲ剃り後の乳液を「ポスト シェーブ ヒーラー」と言った。そのスタイリッシュなグレーのボトルは、大学生だった筆者に 輝いて見えたのを覚えている。 

このブランドの最大の特徴はいち早く、角質ケアの重要性を提唱したこと。1968年のスタートからエクスフォリエーティング(=ふき取り)ローションが主柱として存在し、かなり画期的だった。

その昔、「肌は遺伝によるものが大半で、後天的な努力できれいになるのは難しい」と考えられていた。そんな凝り固まった美容の常識に現役の皮膚科医が『VOGUE』誌上で、異を唱えた。それは、どれ ほどセンセーショナルなことだったろう。

そして、この記事をきっかけに誕生したのがクリニーク。皮膚科学からのアプローチで、洗顔だけでは落とし切れない古い角質を穏やかに取り除いた後に保湿し、さらに紫外線ケアまで行うのを基本コンセプトとした。メンズシリーズはアメリカで’ 76年から、日本は’ 83 年から展開。 

看板アイテムは「エクスフォリエーティング トニック」。コットンにトニックをたっぷり取って、サッと拭く。顔はもちろん、首筋や耳の裏なども拭えば茶色く汚れる。こうして余分な角質が取れた後に保湿を行うとその浸透具合に驚くはず。 

〝ふき取る〞ことを主眼に置いた同ブランドのなかで、エポックメイキングなアイテムといえば保湿化粧水の「ウォータリー モイスチャー ローション」だ。というのも「化粧水=ふき取り」だったこのブランドが、日本的な考えである、保湿を目的とした化粧水を発表したのだ。2014年に発表後、順調に売上げを伸ばし、今やすっかり定着。

そしてメンズに新製品も登場。見た目も涼やかなブルーの保湿美容液の「MX ハイドレーター ウォーター ジェル コンセントレート」。その軽やかな使い心地は夏場に最適だ。 

昔の広告ビジュアルにはコスメアイテムが歯ブラシと並んでいた。スキンケアは特別なものでなく、日用品と同じように生活に密着し、なくてはならない存在という表れだ。一度使えば、余分なものを削ぎ落とす、角質ケアの快感に魅了される。

右:待望の新製品。カプセルが弾けるフレッシュさ。MX ハイドレーター ウォーター ジェル コンセントレート[48g]¥6,900 中:転換点となった保湿化粧水。ウォータリー モイスチャー ローション[200ml]¥5,800 左:ふき取り化粧水の元祖。エクスフォリエーティング トニック[200ml]¥3,400

問い合わせ
クリニーク フォー メン/クリニークお客様相談室 TEL:03-5251-3541 

Text=藤村 岳 Photograph=杉田裕一[POLYVALENT]