ビジネスマン石山健三のトレーニング論 あの人はなぜそんなに若いのか?

練習量が物を言う──というのはひと昔前の体育会系の発想。正しい指導を受け、自分を追いこむことが質のいい筋肉を生む。

週1回、1時間で効果抜群!限界の臨界点を引き上げろ!
石山健三×パーソナルトレーニング age50

 毎朝ランニングを欠かさず、夜は筋トレに励み続ける日々。年齢は50歳になったが、身体は引き締まり、仕事相手から10歳以上若く見られることも少なくない。中学時代からラグビーを続け、現在も江戸川区ラグビースクールのチームに所属する石山健三氏にとって、肉体の鍛錬はお手の物のはずだった。だが石山氏は自己流トレーニングの限界を感じていた。
「加齢とともに、気持ちに身体がついていかない。ラグビーの試合中、どんなプレーが望まれているかはわかっていても、実践できないんです。それでは後輩たちに示しがつかない」
 そうしたジレンマのなか、石山氏はパーソナルトレーナー古家政吉氏の存在を知った。古家氏はトップアスリートから会社経営者まで幅広い層の肉体改造に取り組み、K-1チャンピオン3名を育てた実績の持ち主。そんな古家氏が運営するサロン「HOGUMI」の門を石山氏が叩いたのは、1年3カ月前のことだ。週1回、わずか1時間だけのトレーニング。だが、成果はすぐに表れた。
「石山さんは学生時代の頃と同じトレーニングをしていました。トレーニングは量をこなしてもダメ。質が重要なんです。『もうこれ以上はできない』と思ってからが、本当のトレーニング。その限界を超えることで、筋肉がついていくんです」(古家氏)
「HOGUMI」のトレーニングルームで、60キロのベンチプレスに挑む石山氏。「もう、上げられない」と思った瞬間に、古家氏の厳しい声が飛ぶ。「ここから、苦しいけど、頑張る。さあラストだ、しっかり、しっかり!」
 その声に呼応して、なんとかバーベルを持ち上げる石山氏。
「自分ひとりだったら途中でやめてしまう限界点を、トレーナーとふたりでなら超えられる。しかも姿勢がちょっとでも崩れると、即座に修正を求められる。厳しいけれど、自分の筋肉が成長していると感じられるのが嬉しい」。ラグビーでのポジションはフランカー。攻守の要といえるポジションを、50歳を超えたこれからも務めていく。


古家政吉先生 Masayoshi Furuya
ナレッジスポーツ代表
1969年生まれ。西洋医学と東洋医学を融合させた「筋バランス療法」を確立。NSCA認定パーソナルトレーナーとして、K-1チャンピオンをはじめ、プロアスリートの指導を行う。 http://www.hogumi.com/
Kenzo Ishiyama
ケンエレファント代表
1962年生まれ。海洋堂製フィギュアをはじめ、キャンペーン・ノベルティの企画・制作を手がける。腰や肩に負担がかかるデスクワークが中心のため、肉体の強化は欠かせないと話す。

Text=山村光春、森本裕美、井上健二、山内宏泰 Photograph=吉場正和、太田隆生、高橋 葉
*本記事の内容は13年4月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい