美木良介のロングブレスは、なぜビジネスパーソンに効くのか?【簡単メソッド①】

『120歳まで生きるロングブレス』(幻冬舎刊)も28万部を超えるヒットとなり、健康維持の側面からもより注目を浴びるようになった美木良介さんの「ロングブレス」。そんな美木さんのもとでは、各界の著名人や経営者がその呼吸法を取り入れたトレーニングを実践中だ。「仕事に全力で取り組める体」を作るメソッドとしても、なぜロングブレスの支持は厚いのか? 美木さんに話を聞いた。

短期間で結果が出るため忙しいビジネスパーソンにも支持される

強く長い呼吸を繰り返すことで、体を引き締め、体温を上げ、血流をよくし、病気になりにくい体を作る「ロングブレス」。ダイエット法という印象が強い方もいるかもしれないが、美木さんがこの呼吸法を開発したのは、自身が22年間悩まされた腰痛を改善するため。心身の健康に幅広い改善効果が認められるため、経営者やビジネスパーソンにも支持されている。

「私の運営する『ロングブレススタジオ』に通う方の多くは、トレーニングの時間がなかなか確保できない経営者の方々です。大企業の社長さんや会長さんがロングブレスを続ける理由は、短い時間のトレーニングで目に見える結果が出るから。上半身裸でトレーニングを行うと、1回の実践だけでも腹筋が見えてきたり、胸がパンプアップした感覚があったりと、『え、こんなに変わるの?』というくらいの変化がある。そこで、『このトレーニングは自分に必要だ』と気づくわけです」

ロングブレスのトレーニングでは、特別なトレーニングマシンなどは使用せず、ダンベル等で負荷をかけることもない。それでも体が変化するのはなぜなのか。

「ロングブレスのトレーニングの主体となるのは、強く深い呼吸です。本人が『もう限界』と感じた先まで息を吐き続けるので、普通に実践しただけでは特に辛くない動作が、ロングブレスでは本当にキツくなるんです。そして、強い呼吸と動作を組み合わせることで、インナーマッスルとアウターマッスルを同時に鍛えられる。だから短期間で結果が出るんです」

仕事に全力で取り組める「回復力のある若い体」になる

呼吸を主体としたロングブレスのトレーニングは、ほかにも体にプラスの効果をもたらすという。

「呼吸をしっかり使ってトレーニングを行うと、筋肉は硬くならずに柔らかくなる。大きく柔らかな筋肉を身につけると、ケガをしにくい回復力のある体になります。そのような疲れにくい体は、経営者の仕事でも大きな支えになるでしょう」

そして「回復力のある体=若い体」といえるため、ロングブレスのトレーニングは若返りの効果も期待できるわけだ。

「このスタジオに通うと、みなさん10歳~15歳は若く見られるようになりますね。強く深い呼吸を行うロングブレスのトレーニングでは、頬から顎にかけてのラインが引き締まってキレイになる。人の体で常に周囲に見えているのは顔~首の部分だけですから、そこがキレイになれば、若く見られるのは当然ですよね。周囲から『雰囲気が若々しくなりましたよね』『何かスポーツされてますか?』と言われるので、それがトレーニングへのモチベーションになるんです」

■自宅やオフィスで座ってできるロングブレス

ロングブレスのベースとなる「丹田を意識した呼吸」を習得するためのメソッド。丹田(臍の少し下)を意識した深い呼吸は、自律神経を整える。本格的なロングブレスのトレーニングに必要な「強い呼吸」に必要なインナーマッスルを鍛えるトレーニングでもあるので、ぜひ最初に実践してほしい。「ゆっくりした呼吸のメソッドなので、会社の中でも目立たず行えるはずです」(美木さん)  


①丹田に手を当てて鼻から3秒息を吸う  
指先(写真では人差し指のあたり)をおへそから指3本下の丹田にあて、お腹がへこんでいることを確認しつつ、  鼻から3秒息を吸う。    


②丹田を意識して、口から15秒吐く  
お腹をへこませたまま、ほほを膨らませて口から15秒息を吐く。丹田を意識して、お腹と背中をくっつけるように極限まで息を吐き続ける。  


Ryosuke Miki
1957年、兵庫県生まれ。高校在学時は野球部に所属し、甲子園にも出場。大学卒業後は81年に歌手デビューし、以降はドラマ・映画・舞台・CM等で幅広く活躍中。近年は「ロングブレス」の考案により、さらに活躍のフィールドを拡げ、東京の赤坂で「ロングブレススタジオ」を経営。

『DVDでよくわかる! 120歳まで生きるロングブレス』
美木良介
¥1,760 幻冬舎
呼吸を変えれば、人生が変わる!  強く長い呼吸を繰り返すことで、体を引き締め、体温を上げ、血流をよくし、病気になりにくい体を作る「ロングブレス」。DVD付き


Text=古澤誠一郎 Photograph=岡村広隆