自律神経のエキスパート・小林弘幸先生が慕う名医とは? ~Doctor of Doctors②

医療のプロが、実際に通っている医師こそ、 本当の名医。数珠つなぎでゲーテがたどりついた3人の医師とその哲学。2回目は順天堂大学の小林弘幸先生が頼りにする名医を紹介。

わずかな異常も逃さない、神業の読影技術

順天堂大学医学部附属 順天堂医院放射線科教授 桑鶴良平先生

小林先生が「毎年診てもらっていて、時には同僚医師として相談もする。その見立ては神業」とまで言うのが桑鶴良平先生。放射線科のなかでもCTやMRIなどの画像診断を専門とし、針やカテーテルを使用したがんや動脈瘤などの治療も行う。なかでも肝臓がんや、子宮筋腫の治療を数多く手がけている。

「同じ画像でも、読影医師によって診断結果に相当な違いが出る。例えるなら、同じ材料を使ってもシェフによって味に差が出るのと似ています」と桑鶴先生。その読影技術を信頼する全国の医師たちが、こぞって桑鶴先生の診断とカテーテル技術を頼る。カテーテル治療は「術前の準備がすべてを左右する」ため、患者の病状とCTやMRI画像を頭に叩きこみ、最も効果的な治療を選択、実施する。

「40代 、50代で対処すべき病気の有無を調べることが、60代以降を健康に過ごすための土台になります。特に脳、頸動脈、肺、腹部などは年に1 度は人間ドックでの検査はマストです」


順天堂大学医学部教授 小林メディカルクリニック東京 小林弘幸先生

1960年埼玉県生まれ。自律神経のエキスパートとして研究を続ける一方、スポーツ医学、漢方薬、医療安全、医療訴訟と専門は広範囲にわたる。便秘外来の受診は数年待ちという超人気ドクター。

Text=三井三奈子 Photograph=滝川一真 吉場正和

【世界の医師が良医と慕う賀来意思が通う医者とは? ~Doctor of Doctors】